法定12ヶ月点検は受けなくていいの?

法定12ヶ月点検は受けなくていいの?

 

 

自動車の場合、新車購入ですと、その3年後、さらにその後は2年ごとに「車検」を受けるのが決まりとなっています。
でもその間に「法定12か月点検」というものがある、というのを耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここではこの「法定12か月点検」がどういったものか、その必要性や流れなどをみていきましょう。


法定点検って何だろう?車検とは違う?今はほとんど「整備車検」

 

「法定12か月点検」とはどういったものなのか、まずこの疑問から解決していきましょう。
車検は一般的には「2年に1回」ですよね。
さらには「法定24か月点検」というものも存在するのですが、これは厳密いうと、「車検とはまた別の法定点検」なんだとか。

 

ややこしいですが、「法定12か月点検」も「法定24か月点検」も、「車検」も法的に義務があるもので、しかも別のもの、ということ。
とはいえ、実際にこれを適切に100%のユーザーが行っていないようですが、「車検」の際ほとんどの場合「法定24か月点検」を同時に行うようになっているので、それでカバーしたような形にしている場合も多いようです。
また法定点検では、以下のような数のチェックをします。

 

  • 法定12ヶ月点検 … 26項目
  • 法定24ヶ月点検 … 56項目

 

※ちなみに車検での項目数は20項目

 

法定24か月点検のなかには、法定12か月点検の主要な項目が重複しているため、2年に一度受ける「車検」の際に「法定24か月点検」を同時に受けることで、これらを必ず全部受ける、ということにはつながっています。
このように一般的に現在の車検はこの「法定24か月点検」を同時に受けて場合によって整備も行う「整備車検」がほとんどになっているようです。

 

法定点検って受けなくても良いの?

 

とはいえ、「法定12か月点検」をしっかり行っていないユーザーがいるのも実情のようですが、きちんと行わないことで問題はないのか?
実際は法定点検を行わないというのは法的には違反ですが、これにかかる罰則がないそうです。
でも法定点検をせず、それに伴う整備不良で事故につながった場合などは、重い責任を負うことになります。

 

別に受けなくてもいいもの、という考え方は間違い、ということです。

 

受ける場合はどうしたら良いの?

 

「法定12か月点検」は受けるべき、ということが分かりましたが、どのようにして受けるのでしょうか。
「車検」の場合は、数か月前からでも見積もりを取ったり、事前の点検をしてもらってメンテナンス箇所を確認し、改めて綿密な費用を知るなどできますし、受ける時期は満了日の1か月前から満了日、と決まっていますね。

 

「法定12か月点検」の場合は、車を購入した日や車検満了日のだいたい1年後のころにディーラーなど業者に予約して受ければ良いようです。
厳密にいついつからいつまでに受けなければならない、という規定がないようで、かなり早く受けたり、ちょっと遅れてしまったけど受ける、ということもできるみたいですね。

 

定期点検の種類・項目

 

ここでは「法定12か月点検」でチェックする項目をおさらいしてみました。

 

【ステアリング関係】

  • ステアリングギアボックスに緩みがないか
  • パワー・ステアリング・ベルトに損傷やゆるみがないか
  • アーム、ロッド類のボール・ジョイントのダストブーツに損傷や亀裂がないか

 

【ブレーキ関係】

  • ブレーキ、パーキングブレーキのききがどうか
  • ブレーキ・ペダルの踏み込み時の床との隙間や遊びが適当か
  • サイドブレーキレバー(ペダル)の引きしろ(踏みしろ)が適当かどうか
  • ブレーキ・ホースやパイプに損傷や漏れがないか、取付状態が適当か
  • ブレーキマスタシリンダ、ディスクキャリパ、ホイールシリンダなどから液漏れがないか
  • ライニングとブレーキドラムとの隙間の状態
  • ブレーキ・シューの摺動部分、ライニングの摩耗
  • ブレーキ・ドラムに損傷や摩耗がないか
  • ブレーキ・ディスクとパッドとのすき間、パッドの摩耗がどの程度か、ディスクに損傷や摩耗がないか

 

【エンジン関係】

  • エンジン・オイルが漏れてないか
  • 排気ガスの状態が正常かどうか
  • エア・クリーナ・エレメントにつまりや汚れ、損傷がないか
  • オルタネータ・ベルトに損傷や緩みがないか
  • 燃料漏れの有無
  • 冷却水に漏れがないか

 

【動力伝達装置】

  • トランスミッションやトランスファにオイル漏れがないか、適量か
  • クラッチペダルの遊び、床板とのすき間が適当か
  • ドライブ・シャフトやプロペラシャフトの連結部分にゆるみがないか
  • ドライブシャフトのジョイント部、ダストブーツに損傷や亀裂がないか

 

【走行装置】

  • タイヤのへり、ヒビなど状態が適当か
  • ホイールのナットやボルトが緩んでいないか

 

【サスペンション】

  • スパークプラグが正常かどうか
  • サスペンションの取付部、連結部にがたつきや損傷、緩みがないか

 

【電気装置関係】

  • 点火タイミングが適当か
  • ディストリビュータのキャップの状態がよいか
  • バッテリーターミナル部に腐食や緩みがないか

 

【そのほか】

  • マフラーの状態
  • エキゾーストパイプ、マフラーに損傷や腐食、緩みがないか

 

「法定24か月点検」ではさらに細かい項目もチェックしますが、12か月点検でもかなりのところまでチェックされることが分かります。
こういったことはなかなか自力でやれないですから、やはり12か月ごとにきちんと依頼したほうが良いですね。
だいたい自動車保険の満了日とも重なる時期ですので、自動車保険の見直しや更新とともに、点検も依頼するのが分かりやすくておススメです。

 

法定点検の費用は?

 

法定点検にはどのくらいの費用がかかるんでしょうか。
やっぱりいくらかかるのか、が心配で、罰則がないならまあいいか…と安易に考える傾向があるかもしれませんね。
例えば自分に知識があり、自分で行うことができれば、費用は別途必要はありません。
でもディーラーや業者にお願いしてきちんと進めてもらう場合は、整備の必要がない場合で、相場としては1万円程度かかるようです。
でも先ほど確認したように、かなりしっかりした点検が行われるものですので、妥当な費用という感じですよね。

 

【まとめ】安全に安心して走行するなら受けたい「法定点検」

 

結局みんな受けているの?といわれたらよくわからなくて受けていない、という方も多いよう。
でも、点検とは別で定期的なオイル交換も車には必要なことですので、こういったものと絡めて、1年ごとに点検を行うのがおススメです。
車検の際はそこでまとめて24か月点検ができますから、それ以外1年ごとに、オイル交換ともどもお願いしてみてはいかがでしょうか。
自動車保険の更新時期に「法定点検」も思い出して申し込みましょう。

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