ダイレクト型自動車保険加入できない場合が有る
しかし一方で、この保険を申し込みしても、受け入れてもらえないケースもなかにはあるようです。
ここではダイレクト型自動車保険に加入できないケースとはどんな場合なのか、みていきましょう。
なぜ加入できない場合があるの?
自動車保険は、大きく分けて、「代理店型」「ダイレクト(通販)型」がありますね。
以前は「代理店型」が主流でしたが、店舗をもたず、スタッフなどの人件費など、コストを削減によって、そん色のない補償内容でありながら、コストダウンされたのが「ダイレクト(通販)型」です。
ただやはり、保険会社も慈善事業ではありませんから、利益がでないとダメなわけですね。
引き受けてもらえないケースというのは、ざっくりいうと「契約すると保険会社が損をするユーザー」といったところでしょうか。
逆に歓迎されているのは、優良ドライバーで、ずっと事故をした履歴のないユーザーなど。
事故リスクが少ないユーザーに対して、より保険料を優遇する、という方向があるのです。
保険料が安くても、事故なく補償をまったく吐き出さなければ、会社としてはいいわけですからね。
保険会社にとってリスクの高いユーザは拒否される
保険というのは、広く薄く加入者からお金を集めて、万が一のときに、それを原資に補償をする、といったイメージです。
ですから、ハイリスクなユーザーが増えたら、集めたお金が足りなくなってしまいますよね。
そう考えたら、誰でもかれでもではなく、リスクが高いことが分かっているユーザーまで、加入はしてほしくない、ということです。
こんな人が加入拒否される!
では、具体的にはどのようなユーザーが、加入受け入れを断られてしまうのでしょうか。
それは以下のような方です。
- 等級が低い人
- 年齢の若い人
- 事故を頻繁に起こしている、自己管理ができない人、スキル不足な人
- 車種によって断られる
自動車保険には等級があります。
等級とは、加入した期間や、事故のあるなしの指標となるもので、新規の6等級より低い人、特に1、2等級の場合は、やはり敬遠されてしまうようです。
等級がそこまで低くなくても、過去に飲酒運転などで事故を起こした場合などで、引き受けてもらえなくなるといった事例もあります。
自己管理があまいユーザーは引き受けたくない、というのも普通にみてうなずけますよね。
さらに、契約期間中に複数事故で補償を受けている場合も、問題となるようです。
また若年層の方、とくに未成年の場合、事故率も統計を見ても高いですし、免許を取って間もないころ、ということも明白。
事故リスクが高いとされ、敬遠されます。
またユーザー自身のほかに、車両の種類によって、断られるケースも。
これは車両価格が高い車や、スポーツカーなど、事故歴が多い車種であったり、特殊車両で、事故を起こした場合に補償額が大きくなると思われる場合、敬遠されるようです。
車両保険のみ拒否される場合も?
高額な車両、目安でいうと1千万円クラスの車に乗っている場合、車両保険を断られることがあります。
それ以外にも、車両保険のみつけられない、というケースは以下のようになっています。
- 車両価格が1千万円クラスの場合
- 初年度登録から、18年以上経過している
- プレミアがつくようなクラシックカー
- 車両料率クラス(9)に該当する車の場合
- 違法な改造車
高額な車は、万が一事故で補償する場合、相応の金額になることは予想できますね。
これはクラシックカーの場合も同じで、事故で修理となると、費用が予想できない場合もあるです。
ですので、そのリスクを回避したいと考えるってことなのでしょうね。
さらにそのような車は「盗難のリスクも高い」ことから、敬遠されるようですね。
車両料率クラスが高い車が敬遠されるのも、事故リスクが高いとされることが原因でしょう。
初年度登録から長期間経過した車については、別の理由で、減価償却が済み、必要性が低いと思われるからでしょうか。
改造車は、まあつけたくないのも分かりますね。
保険自体契約できない場合
実際に契約そのものを断られた事例は、契約期間中に複数事故で補償を複数回受けたもの、ユーザーの過失ありと思われる事故で補償を受けた場合など。
また基本ダイレクト型自動車保険は、個人向けの自動車保険ですので、法人契約をしたい場合も断られるようです。
1等級など、等級が低いかた、契約中に複数事故を起こし補償を受けた方、法人契約などは、代理店で相談しながら、契約できるか検討するしかありません。
保険料うんぬんより、まず加入できるかどうかのほうが問題になる場合もあります。
【まとめ】拒否される場合は代理店型の保険会社に相談を
ですので、そこから外れてしまう場合、受け入れてもらえないケースも。
ダイレクト型NGとなった場合は、代理店で直接相談しながら、引き受けてもらえるかどうか、考えてみること。
そして保険会社に敬遠されないような運転を、普段から心がけることも大事です。