自動車保険の銀行口座引き落とし(口座振替)の支払いについて!
ここでは「口座引き落とし(口座振替)」の特徴やメリットなどについて紹介します。
引き落としによる自動車保険との関係
【代理店型自動車保険】は振込み、振り替えが主流
「ダイレクト型(通販型)自動車保険」が普及する以前は、「代理店型」がメインでしたよね。
代理店や営業スタッフを介して申し込みする場合は、ほとんどが「振込」か「口座振替」という決済方法でした。
手続きとしては最初に手間がかかりますが、払い込み忘れを防げるため、振込よりも「口座振替」のほうがいいでしょう。
もし、保険会社を何年も変更するつもりのない人は、更新手続きさせしていれば、いつもの口座から引き落とされるため簡単です。
この「いつもの」という感覚にさせる保険会社の思惑も感じますけどね…(´・ω・`)bウマイナ
口座引き落としにする理由とメリット
「代理店型」の自動車保険がどうしてほとんどの場合「振込」「口座振替」であり、スタッフとしては「口座振替」を推してくるのは、どんな理由があるんでしょうか。
これは以下のようなことが考えられるのではと思います。
- 振込用紙のコストを削減したい
- 振込の場合、ユーザーがうっかりして払い忘れ、未納期間(無保険期間)を発生させかねない
- 会社としては定期的に口座から引き落としされることで、囲い込みをしたい(なんとなく更新してしまいがちになる)
代理店としては、口座が紐つけられていることで、他に移動するのがなんとなく面倒、というように向けておき、他社に変わられるのをちょっとでも防ぎたい、という意図も見え隠れしています。
ただそうであろうと、満期近くなって保険を比較し、いいなと思ったものがあれば、すんなり乗り換えはできます。
自動更新になっている場合のみ、現状の保険会社に連絡を入れる手間だけはかかりますが、そうでない場合はきちんと契約日から切り替わりますので、乗り換えを面倒に思う必要はないんですね。
またユーザーとしても、「口座振替」は、「一括払い」のほかに「分割払い」が可能と言うメリットがあります。
「分割払い」については保険会社によって分割方法や、規定が違っている場合があり、分割を採用していないところもありますが、「分割払い」を採用している保険の場合では、支払方法は「口座振替」自身の口座から引き落としされるという方法になります。
分割で払いたい場合の「注意点」
保険料がまとまった額の方の場合、「分割払い」をしたい場合、選んだ自動車保険そのものが分割に対応していることが、よりコスト的には損がないと思います。
トータルコストで言うなら、もちろん「一括払い」が最良なのは間違いないのですが、そうも言ってられず分割でないと払えない、という方もいます。
そういう方も「できるだけコストは抑えたい」ものですね。
保険そのものが分割非対応の場合、クレジットカードで対応している場合のカード会社の分割に頼ることになりますが、分割によって「手数料」がかかりますので、自身のカードの分割手数料が「何回にしたらどのくらいか」把握したうえで考える必要があります。
「口座引き落とし」も可能な自動車保険の場合も、「一括払いの金額」「分割の場合の金額」「クレジット分割払いの場合の金額」を比較しなければ、何のために自動車保険を比較して検討したのか、本末転倒になります。
また引き落としにしている場合は、必ず引き落としされる日にお金を口座に確保しておくことは言うまでもありません。
引き落しが出来なかったら?
口座振替でも気を付けておかないといけないのは、引き落とし時にちゃんとお金が口座にあるようにするこの一点のみ。
どうしても、お金がなく口座にお金が入ってなくて…ということも、誰だってまれにあることです。
もし引き落としができなかったら、以下のような流れになります。
1度目の引き落とし予定日に落ちなかった場合
再振り替え日が案内されそこで引き落としされます。
一括の場合で引き落としができなかったら、翌月に再振り替え日が設定され、そこで落ちれば問題は有りません。
ただし次も引き落としができなかった場合は、一般的には払い込み用紙が送付されますので、それをもって支払うようになります。
分割の場合は、1回目落ちなかったら、2回目のときに、2回分の保険料を合算で引き落とすことになり、そこで落ちれば問題ありません。
ただし2回連続で引き落とせなかったら一括と同様払い込み用紙が送付され、期日までに払うことになります。
払い込み用紙での払い込みも期日までにできなかったら
2回引き落とせず、払い込み用紙が送付され、その期日にも払い込めなかった場合、契約解除の手続きに入ります。
一応は保険会社が定めた「猶予期間」というものの期間内であれば、保険は契約が続いていて補償が受けられますが、払い込み用紙に契約解除の期日が記載されているはずです。
この期間が切れたら、無保険の状態になり築き上げた等級も白紙に戻されるだけでなく、金融機関のブラックリストへの候補にもなってしまいます。
まとめ どのような方法でもいいので、「きちんと納める」!
引き落としができない場合でも、保険会社が定めた「猶予期間」があるということで、ほっとした方もいるです。
でもそれはあくまでも最後の砦であり、「大丈夫じゃないことを自覚すべき」です。
どのような支払方法でも金銭管理をきちんと行い、期日にきっちりと納める、これが基本です。