レクサスオーナーだけが入れる「レクサスオーナーズ自動車保険」とは?
実はこの「レクサス」にはそのオーナーだけが加入できるという「レクサスオーナーズ自動車保険」というものがあるのをご存知でしょうか?
他の車種では考えられない自動車保険ですが、違いやメリットはあるのでしょうか。
ここでは「レクサスオーナーズ自動車保険」について深堀りし、さまざまな方向からチェックしてみました。
レクサスオーナーズ自動車保険とは?
「レクサスオーナーズ自動車保険プラン」とは、どういった自動車保険なのでしょうか。
この保険は、レクサスを「新車で」また「認定中古車」で購入したオーナーが、その車を自動車保険の「契約車」として、レクサスの販売店が「保険の取り扱いの代理店」となり、引き受け保険会社が「あいおいニッセイ同和損害保険」で提供されている、任意加入の自動車保険。
これらの条件がひとつでも外れていたら、加入ができないようですね。
ボロボロの中古のレクサスをどこぞの車屋さんで買った、という場合は加入ができないってことですね。
新車や認定中古車をレクサス販売店で購入した場合、「レクサストータルケア」というものがサポートしているそうですが、それと連動するようにこの自動車保険でまるっとさまざまなシーンでサポートする、といった感じ。
「レクサストータルケア」とは以下のようなものになっています。
新車保証 | 新車で購入の場合に限り、一定期間保証 |
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レクサスオーナーズデスク | レクサスに関を24時間365日オペレーターが相談やサポートに応じる |
Gリンク | トラブル対応、セキュリティシステムなどでレクサスライフをサポート |
ケアメンテナンスプログラム | 新車から3年間万全の点検、メンテナンスを無料で行うプログラム |
ハーモニアスドライビングナビ | レクサスオーナーのエコドライブをサポート |
このようなトータルケアと連動し、リンクして手厚い補償、サポートがある、そんな自動車保険、ということです。
オーナーズデスクと販売店も連携、またそれらとこの保険の「レクサス事故受付デスク」も連携を取っているため、万が一の際もスムーズに事故解決に進める、ということなんですね。
レクサス自動車保険の補償内容はこうなっている!
名前は仰々しいですが、いわゆる「自動車保険」としての役割は、一般的な保険とそれほど大きくは変わりません。
以下のような補償、特約が用意されています。
- 対人賠償保険
- 対物賠償保険
- 対物超過修理費用特約
- 対人臨時費用特約
- 対歩行者等傷害特約
- 人身傷害保険
- 搭乗者傷害保険
- 自動車事故特約
- 人身傷害自立支援費用特約
- 交通事故特約
- 犯罪被害事故特約
- 傷害一時金特約
- ウェルキャブ車提供特約
- 障害一時金高額特約
- 人身傷害サポート費用特約
- 車両保険 (限定、一般あり)
- 全損時諸費用特約
- 車両保険無過失事故特約
- ラージクラス代車提供特約
- レクサス車特約(新車全損時代替自動車提供特約)
- 代車提供期間延長特約
- 盗難時防犯設備費用特約
- 車載携行品特約
- 代替時登録諸費用特約
- 盗難時鍵交換費用特約
- リーガルプロテクト特約
- 運搬搬送費用特約
- 事故故障損害不随費用特約
- 弁護士費用特約
レクサスオーナーズ自動車保険の補償、ほかとの違いは?
先ほどの補償や特約のなかで、特にこの自動車保険の特色といえそうなものは、以下のようなものです。
レクサス車特約
事故によって、乗っている車が「修理不能」「車両保険金額を超える」「新車価格の50%以上の修理費用」となった場合、乗っていたレクサスと同一車種の新車を提供する、というもの。
既定を満たした場合、ということではありますが、これは結構なものではないでしょうか。
ラージクラス代車提供特約
この特約によって、車が故障や事故で修理している間、2500~3000のラージクラスの代車を提供してもらえます。
期間としては最長で30日間となっています。
レクサスに乗っていて、修理中軽自動車やコンパクトカーの代車…ではちょっと…というかたにはうれしいですよね。
盗難時防犯設備費用特約
この特約を付けると、契約のレクサス車が自宅など規定の車両保管場所で盗難にあい、損害が発生したら、そこに防犯用のカメラ、シャッターなどの設備を設置、その費用を補償するというもの。
これも他の自動車保険ではほとんど聞いたことがないですね。
盗難時鍵交換費用特約
盗難された契約のレクサス車が見つけ出された場合の、鍵の交換にかかる費用を補償する特約。
盗難に遭った車だと合鍵をどこかで持たれている可能性があるので、これも助かりますね。
代替時登録諸費用特約
事故に遭った際に、同一車種ののレクサスに代替となったときに発生する諸費用を補償する特約。
車が変わるとあれこれ諸費用がかかるもの。
その部分もカバーできるのはありがたいですね。
ウェルキャブ車提供特約
オーナーが事故などで福祉車両が必要となったときなどに、状況に応じてウェルキャブ車(福祉車両)を提供してくれる特約。
こういった特約も、他の自動車保険ではあまり聞きませんね。
おもに特徴のあるものを見てきましたが、けっこう個性的でかなり手厚い印象でした。
レクサスオーナーにとってうれしい補償やサポートがしっかりある、といった感じですね。
レクサスオーナーズ自動車保険の保険料は?支払方法は?
レクサスオーナーズ自動車保険は「あいおいニッセイ同和損保」のレクサスオーナーと販売店とリンクした自動車保険です。
実は筆者も、生命保険の絡みからですが、以前この保険会社の自動車保険に加入していたことがあります。
なのでこの会社の保険が高いか安いか、ある程度把握しているつもりですが…。
正直「安くありません」…高めです。
代理店型で、複数年契約などもあり、手厚さは感じられますが、安いとは言えません。
まあレクサスオーナーでしたら、保険料が高いとかいくらだとか、気にしない人も多いのですが…。
またこの自動車保険の大きな特徴としては、その「支払方法」がいくつかから選べることがあります。
- クレジットカード決済
- ローンとまとめての支払
- Gリンクでの走行距離連動型の保険料
このなかの走行距離連動型は、保険そのものも別扱いとなっています。
Gリンク走行距離連動型自動車保険
レクサストータルケアの「Gリンク」を契約しているレクサスの、独自の保険料の払い込み方法です。
これはGリンクによって毎月走行距離が把握できることから、その走った距離に応じて、保険料を算出し、払うといったシステム。
とても合理的なのですが、他のタイプの保険と比較して、必ずしも安くなる、とは言えない面もあるので注意が必要です。
実際にレクサスオーナーは皆この保険に入っているの?
ディーラーで新車を購入したレクサスオーナーなら、必ずこの保険の話も聞くのではないでしょうか。
レクサスオーナーなら、費用をいちいち細かく気にするかたも少なそうですよね。
そう考えると、他の保険会社と特に付き合いがなければ、「レクサストータルケア」とも販売店とも連携しているし、いいと思う方も多いです。
とはいえ、入れるのも販売店での「新車購入」か「認定中古車購入」のオーナーのみですので、レクサスオーナーの総数から見ると、そう多くないと思われます。
【まとめ】レクサスオーナーなら皆加入すべき、とも言い切れない
いかがでしたか?
それにしても、車種名が冠となった自動車保険ってある意味すごいですよね。
さまざまなサポートとリンクしているというのはよいのでは、と感じましたし、その他特色のある補償も充実していると感じられました。
とはいえ、それら特色のある補償が特に必要ではない、というオーナーには特に大きくメリットはないかも。
自動車保険は合理的な自分にピッタリなものをカスタマイズしたものがいい、という方は、いろいろな保険を比較してカスタムするほうが良いかもしれませんね。