代車費用特約（レンタカー費用特約）に必要性と特約の説明

代車費用特約（レンタカー費用特約）は必要なの？

ナビさん

自動車保険はできるだけ安くしたい、と考える方が多いですが、「必要なものはきちんとつけて」おくのが重要です。
オプションの中には人によってはつけておくほうが望ましいものがいくつかあります。
そのなかのひとつが「代車費用特約（レンタカー費用特約）」
ここでは「代車費用特約（レンタカー費用特約）」が必要な場合や、どんな時に役立つかについてみていきましょう。

代車費用特約(レンタカー費用特約)とは？

「代車費用特約（事故時レンタカー費用特約）」とは、自動車保険に契約した車が、事故などで壊れてしまった車を修理をしている間、代車費用（レンタカーの費用）を払ってくれる特約です。
この特約は「車両保険」に加入しなければ受けられず、「車両保険が支払われる事故」に対して適用され、車通勤の方などは、必要な特約といえそうですね。

どんな時に役立つの？

ロードサービスとは違うの？

自動車保険には「ロードサービス」がついている場合が多いですが、ここでレンタカーが借りられるケースとは、「突然の車のトラブルで自走できなくなったとき」のみで、交通事故で修理を行っている比較的長い時期の代車費用は補償してくれません。
一時的に24時間程度車を借りるだけ、ということです。

レンタカーは事故相手が負担してくれないの？

交通事故は、被害者と加害者が存在するのが一般的ですが、車対車などの場合、どちらにどれだけ非があるのかないのか、「過失割合」というものを考えることになります。自分にまったく非がなく、100％相手方に過失がある「０対100」ならば、代車費用も100％過失割合のほうが補償になります。
しかし、「０対100」といった過失割合はごくまれで、少しでも自分に過失があると、代車費用は補償してもらえてもごくわずかになってしまいます。
この様に、自分に過失が発生してしまう事故ではこの特約があると助かるのですね。

車両保険に加入していないと附帯できないのですか？

殆どの自動車保険は、「車両保険に加入」が基本となっています。
なかには損保ジャパン日本興亜のように、車両保険をつけなくてもこの特約を付けることが可能なところもありますが、まずは検討している保険会社がこの特約事態を取り扱っているか、また車両保険にプラスしないとだめなのか、確認してみましょう。

修理せずに買い替えることになったときはどうなるの？

事故を起こしたときは、修理にどのくらいの費用がかかるか、修理期間がどのくらいかかるかすぐにはわからないですね。
ですからいったん連携している工場などに事故をした車両を運び、費用や期間を見積もってもらうことになります。
その後になって車両保険を超えるほどの高額だとわかったり、全損状態で買い替えも視野に入れる必要がでてくることもありえます。
そうなってしまったら、修理の場合は工場によっては善意で代車を無料で貸してくれるなんてこともないとはいえませんが、買い替えとなるとそうはいきません。
こういったケースは、やはり「代車費用特約（事故時レンタカー費用特約）」があると助かるのです。
買い替えて新しい車が来るまでの間、代車で過ごすことができるようになりますから。

代車費用特約の注意点と保険料

修理工場で貸してくれる代車は当たり前ではない？

自動車保険や、自分が以前からお付き合いのある修理工場を持っている場合、善意やサービスで、修理期間に代車を借りることができる場合があります。
そういった場合は、「代車費用特約」はあまり意味がない、ということになる場合もあります。
しかし、そのように工場が代車を用意してくれるのも「どこでも当たり前」ではなく、また「いつ何時でも代車が必ずあるとは限らない」ものです。
もし代車サービスを行っていても、車が出払っていた場合は借りられないケースもあるのです。
そういっ場合は、やはりこの特約があることで、問題なく修理期間を過ごすことができるので付帯しておくほうが安心です。

保険料がちょっと高い？

保険会社にもよりますが、一般的なところは「車両保険にプラス」して付帯する特約となっているため、トータルコストで考えると、車両保険とこの特約をプラスになり、割高感を感じる方もいると思います。
普段どの程度車が必要なのか、というところを考えて、より多く、足代わりとして使っている方以外は、どうするか考えたほうがいいのかもしれませんね。