運転者限定特約を利用して保険料を安くしよう!
▼【運転者限定特約】をマンガで解説▼
そんな人に向けに、運転者条件の選び方、メリットデメリットについて紹介していきます。
加入時だけではなく、保険料の差額についても解説しています。
割引率と保険料 【特約による保険料の差額】を確認したい人はこちら(´・ω・`)check
運転者の限定特約とは?
運転者限定とは自動車保険の「補償される人」を限定する特約です。
補償の対象者を狭くと、保険料を安くできます。
運転者の限定条件は2つある!
●ドライバーを限定する特約は大きく分けると下記の2つがあります。
運転者限定特約 | 契約者との関係(家族)(配偶者)(本人のみ) |
---|---|
年齢条件特約 | 車を運転する人の条件(全年齢)(21歳以上)(26歳以上)(30歳以上) |
※【年齢条件特約】について知りたい方はこちらをご覧ください
こんな人におすすめ!
運転者限定特約は「補償される人を限定」する特約です。
限定される条件は「被保険者」が中心に「家族の〇〇まで」という補償範囲を選ぶことが出来ます。
選べる補償範囲の種類
●限定ドライバーの指定範囲
補償範囲 | |
---|---|
無制限(運転者限定なし) | 契約者 / 別居・同居に関わらず親族全員 / 友人 / 知人(誰でもOK) |
家族限定 | 契約者 / 同居親族 / 別居の未婚の子 |
配偶者限定 | 契約者 / その配偶者 |
本人限定 | 契約者 |
この中から最適と思える条件を選び、補償範囲を決定します。
補償の範囲
運転者 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
保険料 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
被保険者 | 配偶者 | 同居の親族 | 別居の未婚の子 | 友人など | |||
|
|
|
|
|
|||
運転者限定特約 | 限定なし |
|
|||||
家族限定 | |||||||
夫婦限定 | |||||||
本人限定 |
本人のみ限定 < 夫婦のみ限定 < 家族のみ限定 < 限定なし
※保険料の高い少ない
★始めに【ステップ1】★
始めに「契約対象の自動車を誰が運転するのか?」を決めます。
誰が運転するかにより補償範囲が変わり、保険料にも差が出てきます。
家族間で「誰を補償対象にするのか?」決め、それに対し補償を選んでいく必要があります。
運転者家族限定特約(家族型)
【運転者家族限定特約】は、
事故時の補償適用範囲を「保険契約者」と「その家族」に限定する特約です。
家族以外の人が運転して事故にあってしまった場合、賠償補償が適用できません。
家族限定にした場合は、同居の息子・娘なども補償の範囲に含まれます。
同居の子供は年齢条件を適用る必要がありますが、「別居で独身の子」は年齢条件は除外されます。
結婚して家を出た子供は、別世帯になりますので適用外です。
運転者本人・配偶者限定特約(夫婦型)
事故時の補償適用範囲を「記名被保険者本人」と「配偶者」に限定する特約です。
両親や息子・娘など「家族」が事故を起こしてしまっても、賠償補償されないので注意が必要です。
夫婦限定の場合、「年齢条件」を双方に適合させる必要があります。
旦那さんが30歳で奥さんが29歳など年代をまたぐ場合、「26歳以上補償」で加入してください。
運転者本人限定特約(本人型)
事故時の補償適用範囲を「記名被保険者のみ」に限定する特約です。
契約者本人のみに限定されてしまうため、本人以外如何なる時も事故時には賠償補償されません。
【その他】彼氏・彼女(同棲カップル)・内縁の夫婦の場合
彼氏・彼女はもちろんのこと、「同棲している場合」でも補償の対象外になります。
※事実婚など【内縁の夫婦】の場合は、補償の対象になります。
家族の定義
親族 | 家族 | 本人 | 被保険者本人 |
配偶者 | 被保険者の配偶者 | ||
同居 | 同じ建物で生計を立てている | ||
別居の子 | 別の家に住んでいる子供 | ||
親族 | 親族 | 6親等以内の血族 |
運転者限定特約の割引率と保険料の差額
運転者限定で下がる保険料は「割引率」で計算されるため、等級や年齢によって変わるんだ!
限定条件の有無による保険料の差を見てみましょう。
運転者限定特約の割引率
割引率 | |
配偶者限定 | 7% |
家族限定 | 1% |
補償適用の限定範囲を広くすればするほど保険料は高くなります。
割引率による保険料の違い
※車の所有者の情報として下記の条件で算出しています。(ソニー損保)
- 車種:トヨタ・アクア
- 年齢:37歳
- 使用者:家族限定
- 使用目的:通勤・通学
対物賠償 | 無制限 | 年齢条件 | 30歳未満不担保 |
対人賠償 | 無制限 | 車両保険 | 各車設定 |
人身傷害 | 無制限 | (一般、免責金額) | 1回目5万/2回目10万円 |
弁護士特約 | 有り | 等級 | 15等級 |
運転者限定範囲 |
年間保険料 |
エコノミー車両保険 |
車両保険なし |
---|---|---|---|
限定しない |
72,510円 |
54,450円 |
39,510円 |
家族限定 |
71,810円 |
53,940円 |
39,510円 |
配偶者限定 |
67,780円 |
50,940円 |
37,000円 |
本人限定 |
67,090円 |
50,430円 |
36,630円 |
限定範囲による価格差
運転者限定範囲 |
年間保険料 |
指定なしとの差 |
家族限定との差 |
配偶者限定との差 |
本人限定との差 |
---|---|---|---|---|---|
限定しない |
72,510円 |
― |
700円↑up↑ |
4,730円↑up↑ |
5,420円↑up↑ |
家族限定 |
71,810円 |
700円↓down↓ |
― |
4,030円down↓ |
4,720円↑up↑ |
配偶者限定 |
67,780円 |
4,671円down↓ |
4,030円down↓ |
― |
690円↑up↑ |
本人限定 |
67,090円 |
5,420円down↓ |
4,720↓down↓ |
690円↓down↓ |
― |
●保険料・割引率のまとめ
運転できる人が少ないほど、保険料は安くなります。
保険料の違いは1000円前後ですので、もし少しでも対象者が運転する可能性があるようなら、限定条件の範囲を広く設定するべきです。
どの保険会社が一番割引率が大きいのかチェックしたい場合は、複数社の見積もりを比較と分かります。
(複数社の見積比較はこちらからできます。)
【年齢条件】も同時に考える必要がある
同時に「年齢条件」の範囲になっている必要があるんだ!
★重要ポイント!【ステップ2】★
家族間での車の共有での注意点は、年齢条件に全員適合している必要があります。
対象者の一番若い年齢のひとに合わせて【年齢条件特約】を選ばなければなりません。
運転者限定特約 |
運転者の範囲 |
|||
---|---|---|---|---|
①被保険者・配偶者 | ②①の同居の家族 | ③①の別居で 未婚の子供 |
④①~③以外の人 | |
なし |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
家族限定 |
〇 |
〇 |
〇 |
? |
本人・配偶者限定 |
〇 |
? |
? |
? |
運転者年齢条件特約 |
運転年齢条件を適用する |
運転者年齢条件特約を適用しない※1 |
誰でも運転できるようにする
- 運転者限定特約はつけない
- 年齢条件は「年齢を問わず補償」
誰でも運転できる状態にするは、運転者限定特約を外し、「年齢を問わず補償」にする必要があります。
年齢条件から外れた人が事故を起こすと補償が受けられません。
※「年齢条件限定」は「運転者限定」以上に保険料へ影響します。
【Q&A】こんなときどうなるの?
本人限定で保険契約している自動車でも、期間限定で無制限に変更できます。
たとえば友達と乗り合わせで旅行に行く際にも、その旅行期間だけ運転者限定を無制限にが出来きます。
当日の変更も、サービスセンター(担当営業者)へ電話一本で変更です。
事故の相手への補償はどうなりますか?
事故相手がけがをした場合、事故を起こした相談者の自賠責保険で
相手のケガを補償します。(限度額は120万円)。
運転者の友人が、任意自動車保険に加入していれば、その保険の「他車運転危険補償特約」を使うことができます。
事故にあった場合補償されますか?
また、別居で未婚の場合に限り年齢条件は除外され補償されます。
相談者の娘さんが別居をしていても「未婚」であれば、相談者の自動車保険の補償適用範囲が、家族限定以上であれば、事故の時に自動車保険で補償できます。
※被保険者やその配偶者の別居している親・兄弟・姉妹は自動車保険では家族になりません。
- 運転させない … 年齢・家族限定など補償範囲外、無保険なら、断る
- 他車運転特約の確認 … 自身の保険で他社運転特約をつけれいれば可能
- 限定範囲の解除 … 保険会社に連絡し一時的に限定範囲を外せば可能
- 1日保険の加入 … 1日保険に入ってもらえば可能
その人の任意保険に「他車運転特約」があればもし事故に遭っても補償されます。保険未加入なら補償されないため運転させるのは危険です。
限定範囲を一時的に解除したり、1日保険に加入してもらえば事故に遭っても補償されるので運転は可能です。
限定範囲の解除や1日保険の加入は当日でも可能ですので、家族以外が運転するならいずれか必ず行いましょう。
定期的な見直しをしよう!
重要ポイント!
運転者限定特約は定期的なに直しをする必要があります。
無駄に補償範囲を広くしている場合保険料も余分に支払っていることになります。
気が付いたら他人には車を運転していないなんてことが良くあるのです。
自動車保険に長年加入していると、一つや二つは「こんな補償はいらなかった…」という部分が出てきます。
また、気が付いたら自分の置かれる状況が変わっていたりもあります。
例えば…
- 子供が自分の車を買った
- 家族しか運転がなかった
- 気が付いたら夫婦しか車をのらなかった
- 気が付いたら自分しか運転しなかった…
この様に、定期に見直すとで無駄な支払いを抑えることが出来ます。
特に限定条件を付けていなかった人は限定条件を附帯と保険料を抑えることができます。
運転者限定特約のまとめ
限定する範囲を
- 記名被保険者または配偶者の家族に限定する
- 記名被保険者とその配偶者に限定する
- 記名被保険者のみに限定する
このような選択ができ、運転する少なくなれば保険料が安くなります。