使えるなら「ファミリーバイク特約」を利用して、
ない場合は「バイク専用保険」に単独加入する必要があります。
任意保険の加入は、原付2種(~125㏄)バイクも必要で、バイクに安心して乗るには自賠責保険だけでは補償不足です。
原付2種の保険は多くの保険会社が取り扱っています。加入前に比較と迷うことなく選べます。
●原付バイクの保険の流れを簡単に解説!
- 1.自賠責保険だけではダメな理由
- 2.自動車保険の「ファミリーバイク特約」が使えないか?
- 3.原付バイクの専用保険に加入
- 4.専用保険の保険料は?
- 5.どこで加入するのが良いの?
●原付2種規格
原付2種は50㏄~125㏄未満のバイクを指します。
運転するには「原付二種免許(小型バイク)以上」が必要で、自動車と同じ速度・通行帯を走れます。
50㏄以下の原付のような制限が少ないため、原付バイク以上に事故リスクが考えられます。
125cc未満である小型バイクは、「ファミリーバイク特約」が利用できます。
この特約は、ランニングコストが低いにもかかわらず、自動車とおなじ補償とサービスが受けられます。
※おすすめのバイク保険会社、ここから比較・申し込みもできます。
バイク保険の取り扱いのある保険会社一覧と特徴を紹介
人気の原付2種バイクについて
原付2種が熱い!人気ポイント!
原付2種が大人気で各メーカーからも発売されています。
原付というと、50cc以下のカブやスクーターを思い浮かべますが、今人気を集めているのは、黄色ナンバー(50㏄~90㏄未満)やピンクナンバー(90㏄~125㏄未満)の車種です。
今原付2種 50cc~125ccが人気なんです!
黄色ナンバー | ピンクナンバー |
---|---|
小型自動二輪 | 小型自動二輪 |
50cc~90cc未満 | 90cc~125cc未満 |
法定速度 60km/h | 法定速度 60km/h |
ファミリーバイク特約(対象) | ファミリーバイク特約(対象) |
単独任意保険(あり) | 単独任意保険(あり) |
原付50cc以下 (限定解除・黄色ナンバー化) ※現在、新車販売されていた90㏄バイクは、殆ど125㏄へモデルチェンジしています。 |
|
その人気のため、どれを買おうかと迷ってしまうくらいの車種が各オートバイメーカーから販売されています。
1.維持費・ランニングコストが安い
●燃費が良い
原付は驚くほど燃費が良いです。
リッターあたり、50km、60kmを超えるのは当たり前で、ガソリンを入れるのを忘れてしまうくらいです。
●自動車税が安い!
原付にも軽自動車税はかかります。
- 黄色ナンバーは2,000円(50cc以下と同額)
- ピンクナンバーは、2,400円
●自賠責保険料も安い
原付2種の自賠責保険は、年7,280円です。
ちなみに251㏄以上は9,180円
普通自動車(12か月)は、16,350円
原付2種は、燃費・税金・自賠責、そして「任意保険」とランニングコストが安くすみます。
50cc以下との違いは?
A:原付2種免許(小型バイク運転免許証)です。
●解説
原付2種免許以上を補う免許証が必要になります。
※50㏄未満が運転できる「普通自動車免許」では運転できません。
A:原付2種は、自動車と同じ制限速度が適用されます。
●解説
原付2種バイクは自動車と同じ速度で走行できます。
※50㏄未満の原付バイクは、制限速度が30キロ以下です。
A:2人乗り可能です。
●解説
小型免許取得後、一年たてば二人乗りが出来ます。
※50cc以下が2人乗り禁止でしたが、原付2種なら2人乗りができます。
Q:大きな交差点では2段階右折は不要である?
A:必要ありません。
車と同様に右折レーンに侵入可能です。
※50cc以下の原付は、「2段階右折」をしなければ道路交通法違反になります。
Q:自転車用の駐輪場所に止められますか?
A:駐車可能です。
●解説
原付2種は50㏄よりも排気量は大きいですが、ボディサイズはほぼ同じため、50㏄以下の原付と同じ駐車スペースの利用が可能です。
【125㏄バイク】に任意保険の単独加入は必要か?
「大型バイク」でも「原付2種バイク」であろうと、走る場所は公道です。
性能上、出せるスピードに大きな違いはありますが、同じ公道を走っている限り加害者になってしまったり、ある程度の過失を負ってしまったりする事故に遭う事からは避けられません。
交通事故では、自分含め相手の生命にもかかわることが有ります。
万が一のことを考慮し任意保険に加入しましょう。
まずは【自賠責保険】に忘れずに加入すべし!
ナンバープレートつけて一般道路を走る自動車、バイクは必ず自賠責保険に入らないと、道路を走ることができません。
(自賠責法2条、5条)
怖いのは、自賠責保険が切れているのに気づかないことです。
1年以下の懲役、50万円以下の罰金という罰もあります。
それと、例えば相手に怪我をさせた場合、自賠責保険の期限が切れているとファミリーバイク特約の対人賠償は自腹で120万円を相手に賠償した後、120万円を超えた部分のみとなります。
つまり任意保険の分しか補償しませんよってことなんです。
それと、傷害事故の場合、対人賠償の120万円超えるまで保険会社も示談代行もしてくれません。
だから自賠責の期限切れは「絶対に、ダメ」なんです。
●自賠責保険の補償内容
補償内容 | 【補償金額】の上限 |
---|---|
対人傷害(相手のケガ) | 最高120万円まで |
後遺障害(相手の後遺症) | 第14級75万円~第1級3000万円 (常時介護時は4000万円) |
相手側の死亡 | 最高3000万円 |
【原付2種】任意保険に入らないとどうなる?
法律上は自賠責保険さえ加入していれば任意保険には加入しなくても大丈夫です。
問題なのはお金が関係が発生した時です。
- 過失のある事故を起こしてしまった(多額の賠償金を請求されます。)
- 単独事故でケガをした(傷害保険に加入していない場合補償はありません)
どちらの場合も自分の財布が傷みます。
状況によっては多額の賠償請求を受ける事にもなりますので注意しましょう。
とはいえ、原付2種バイクで任意保険に入っていない人はかなりの人がいます。
自分だけはという気持ちには気を付けたいものですね。
小型バイク(原付2種)に対応できる任意保険
一般道では自動車と同じ速度で走れ、実際にかなりのスピードが出ます。
そのため、事故にあった場合の衝撃はかなりのものになります。
運転手自身も大けがをするリスクだけではなく、事故相手にも大きな損害を与えることになります。
「対人賠償」+「対物賠償」だけでなく、「自分のケガ」も補償もされる必要があります。
格安加入!ファミリーバイク特約
「ファミリーバイク特約」とは『車の任意保険(自動車保険)』に附帯できる特約で、125cc以下のミニバイク・原付バイクを補償の対象に出来ます。
対象者は、原付2種を運転するのが「本人」「同居の家族」です。
●ファミリーバイク特約には「人身傷害補償型」と「自損事故タイプ」があります。
- 人身傷害補償型…どのような事故でも実損を補償
- 自損事故タイプ…自損事故のみケガを補償
●ファミリーバイク特約の特徴
- 補償適用の範囲は「本人」+「同居の家族」
- 補償される条件
- 自動車保険の運転手限定、年齢限定は適用されない(全年齢補償)
- 1つの特約で所有全てのバイクを補償(複数台補償)
- 保険を使っても等級は下がらない
●ファミリーバイク特約の補償内容
- 対人・対物賠償の補償上限は、自動車保険と同じ
- 自分のケガの補償は選択可「人身傷害あり」「人身傷害なし」から選択
- 自分の車両修理ひようは補償されない(車両保険適用外)
相手の怪我 |
相手の物 |
自身の怪我 |
自身のバイク修理代 |
|
---|---|---|---|---|
人身傷害・なし |
〇 |
〇 |
※1 |
? |
人身傷害・あり |
〇 |
〇 |
〇 |
? |
※1.自賠責保険から補償が受けられない場合で、相手がいない事故や相手方に過失がない場合補償されます。
任意保険への単独加入
バイク専用の任意保険に単独で加入とす。
任意保険はフルカバーの補償内容にも出来ます。
原付2種の場合年齢条件の設定と等級の上下があり、保険料にも影響します。
原付2種の年齢条件は「全年齢補償(18歳以上)」と「21歳以上補償」の2つが選べます。
また任意保険の単独加入の場合、等級制度が適用されるため、無事故でいた場合1年ごと等級が上がり、割引率も大きくなります。等級が上がることで保険料は安くなるため、新規加入時と数年後の保険料を比較した場合、倍以上の差が開くことが有ります。
安い保険は?保険料相場・比較
ファミリー特約vs任意保険の比較
今回はおすすめするファミリーバイク特約の補償内容を「人身傷害補償型」で比較しました。
ファミリーバイク特約 | バイク任意保険 | |
---|---|---|
加入 | 自動車保険の特約(要申込) | 任意 |
対人賠償 | 契約中の自動車任意保険に準拠 | 1,000万円~無制限で選択 |
対物賠償 | 契約中の自動車任意保険に準拠 | 1,000万円~無制限で選択 |
搭乗者傷害 | なし | あり |
自損事故 | 契約中の自動車任意保険に準拠 | 死亡1,500万、 後遺症50万円~1,500万 |
対象車 | 制限なし | 契約対象車 |
年齢制限 | なし | 全年齢・21歳以上 |
等級 | なし | あり |
単独加入 | 不可(要自動車保険) | 可 |
等級割引 | なし | あり |
バイク保険の見積もりを取ってみました
ファミリーバイク特約 (人身傷害補償型) |
バイク保険(任意保険) |
||||
---|---|---|---|---|---|
等級 | 影響なし | 新規 (6等級S) | 5年目(10等級) | ||
年齢条件 | 全年齢 | 18歳以上 | 21歳以上 | 18歳以上 | 21歳以上 |
対人賠償 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
対物賠償 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
無保険車傷害 | あり | あり | あり | あり | あり |
搭乗者傷害 | 200万 | なし | なし | なし | なし |
人身傷害 | 3,000万円 (※任意) |
3,000万円 (※任意) |
3,000万円 (※任意) |
3,000万円 (※任意) |
3,000万円 (※任意) |
保険料 | 15,000円 | 34,520円 | 18,200円 | 12,800円 | 8,350円 |
保険のタイプ | 年間保険料 | 月払い |
---|---|---|
ファミリーバイク特約
(自損型) |
4,526円~12,458円 | |
ファミリーバイク特約
(人身型) |
14,854円~38,542円 | |
バイク保険(6等級)
〔全年齢補償〕 |
45,745円 | 4,002円/月 |
バイク保険(10等級)
〔21歳以上限定〕 |
17,254円 | 1,509円/月 |
バイク保険(15等級)
〔26歳以上限定〕 |
13,845円 | 1,211円/月 |
●年間一括払いを【月払い】が選択できます。
- 年払い
- 月払い
- 10回分割(最初だけ3ヶ月分払う)
- クレジット払い
保険会社によって細かな部分が変わります。
(125㏄未満)おすすめの任意保険【総括】
原付2種でおすすめのバイク保険は、バイクを今後何年乗るのかによって変わります。
理由は「等級」による保険料の割引です。
5年以上の長期間乗る予定のある人は、「単独で任意保険に加入する」のが一番おすすめです。
学生の時だけなど、数年間だけ乗りたいという場合は、「ファミリーバイク特約」を利用しましょう。
また、バイク保険には「年齢条件限定」もありますので、26歳まではファミリバイク特約を利用するのもおすすめです。
おすすめの加入方法
※どこの保険会社に加入していいか分からない場合は、ますは見積もり比較を利用してみるのがいいです。
複数社の見積もりを比較出来るので、安い保険会社が見つけられおすすめです。