自動車保険の特約 PR

車両全損時諸費用特約は必要無い!諸費用補償しか出ません

車両全損時諸費用特約に加入していれば諸費用を補償

ナビさん
ナビさん
自動車保険に入る目的として一番大きいことは「事故にあった際でも、十分な補償が受けられる、相手に施すことができる」ことですね。
この場合相手だけではなく自分にも納得のいく補償が受けられるかのが重要になります。
「車両全損時諸費用特約」は、愛車が廃車になる、いわゆる「全損」になる場合に補助が受けられる特約です。

車両全損時諸費用特約はどんな特約なの?

  
「車両全損時諸費用特約」とは、事故で車が全損になったときに、それにかかる諸費用を補償するもの。
車両保険が支払われる交通事故のなかでも、車が廃車になった場合に対し「廃車費用」や「あらたな車を買うときの諸費用」などを、臨時的に車両保険の補償とは別で支払ってくれるものです。

しかし私は、この【車両全損時諸費用特約】は必要無いと言わせてください。
この特約は廃車費用と再購入時の「諸経費」までしか補償されません。
今の時代、廃車にしても解体費用はかからず、廃車買い取り専門業者に出せば、逆にお金がもらえます。
また、再購入時の諸費用も3万円~10万円以内で絶対に収るため、補償を受けたとしても車の損害から見たら微々たるものです。
よって、この特約は特に気にする必要はないとさせてください。

車両全損時諸費用特約の補償金額

「車両全損時諸費用特約」によって支払ってもらえる、具体的な費用は以下のようなものです。

車両保険の金額を超えての修理費用

ある保険会社の場合は、初年度登録から25か月以上の場合で、車両保険にプラスして50万円を限度として支払いが受けられるようになっています。
契約した車両保険が例えば50万だったとして、実際の事故での修理費が、70万円になってしまっている場合でも、この特約を付けていて修理するという場合は、70万円支払ってもらえます。
ですので修理費が高額になっても気にすることなく修理ができます。
もしこの場合この特約を付けていないと、車両保険の上限額の50万円しか支払いがないため、修理の場合20万円自腹で払うことになるんですね。

廃車時に掛かる費用

廃車する場合、最近ではうまくやれば逆に費用を取り返せる場合もありますが、一般的には「解体費用」「業者に引き取りしてもらう費用」「登録を抹消する費用」「リサイクルの費用」などがかかります。

  • 解体費用
  • 業者に引き取りしてもらう費用
  • 登録を抹消する費用
  • リサイクルの費用(購入時すでに支払っています)

買い替えに掛かる費用

廃車して、次の車を買う場合にかかる費用としては「登録にかかる費用」「自動車取得税」「自動車重量税」「車庫証明の費用」「納車費用」「代行費」など。

  • 登録にかかる費用
  • 自動車取得税
  • 自動車重量税
  • 車庫証明の費用
  • 納車費用
  • 代行費

普通車ですと、車両購入価額の3%自動車取得税はかかります。
自動車重量税は、重量によって8,200円~49,200円ほどで、登録から13年以上たった古い車ならさらに金額が大きくなります。
車庫証明や取得費、登録費、代行費など諸々の費用でざっくり考えて数万から5万円程度かかります。

具体的な金額は保険会社により異なる

また具体的な金額については、保険会社によって異なるものの、「車両保険の額の1割程度」また「20万円・50万円を限度に」などといったものがあります。
保険会社によっては、この費用が倍額にしてもらえる「全損時諸費用倍額払特約」というものを設定しているところもあります。
補償内容は金額については各社異なりますので、まずは付帯可能な場合は内容をチェックしましょう。

どんな時に支払われるの?

この特約によって、保険金が支払われるケースは、対象は保険契約をしている車の所有者のかたで、以下のような場合です。

  • 事故を起こした車の修理にかかる費用が保険金額を超えてしまう場合
  • 車が盗難されたことによって、見つからなかったとき
  • 事故にあった車が修理できないとき

こんな時は支払われません。

逆に、こういったケースの場合は支払いが受けられません。

  • 車が故障していたことによる事故などでの損害
  • 酒気帯びや無免許運転などが原因での事故での損害
  • 津波や地震、噴火など天変地異による損害
  • 横領や詐欺などによる損害
  • 契約した車両の欠陥や腐食、摩滅やさびなど、「自然消耗」による損害

違反行為や天変地異、自然劣化などによって起こった事故、損害の場合は支払いがないということですね。

【まとめ】全損時諸費用特約は必要なの?こんな人におすすめ!

この特約を付けていても、「車両新価保険特約」を重複契約できる保険会社の場合で、再取得時諸費用保険金が支払われる場合は、全損時諸費用保険金は支払われませんので注意が必要です。
また会社によっては、「車両新価保険特約」と契約時期が重複しないところもありますし、金額にも差があるので、金額や契約時期に応じてそれぞれの特約を検討するとよいです。
もし、全損時諸費用特約に加入を考えているのならば、「全損時諸費用特約」の保険金の金額を2倍にして支払ってくれる、「全損時諸費用倍額払特約」に同時に加入すると良いかもしれませんね!