等級 引き継ぎ

家族から等級を引き継ぐことで割引率を上げられる!

 

 

自動車保険料を安くするには様々な方法がありますが、たとえそれら方法を利用して保険料を安くしたとしてもどうしても割高感が否めないのが10代~30代の保険料です。

 

これはこの年代の運転者は運転技術が未熟な上、走行距離も多く、事故に遭う確率が高いと考えざるを得ないことが保険料の算出に影響しているので仕方のないことなのです。

 

しかし、それでも方法がないわけでありません。

 

親族から等級を引き継ぐという方法を利用すれば、若年層の契約でも驚くように安い保険料で契約することも可能です。


「等級の引き継ぎってどういうこと?」と思われる方も多いかと思いますが、等級は割引率を決定する基準であり、保険料の算出に大きく影響を与える要因となるために、等級引継ぎを利用するのとしないのとでは支払う保険料に雲泥の差が出てくることとなります。

 

もちろん親族に運転している者がおらず、自動車保険に加入していない等、引き継ぐ等級がない場合には利用することができませんが、親族から引き継ぐことが可能な場合には是非とも検討してもらいたい契約方法です。

 

それでは今回は、知っておかなければ絶対に損をする親族からの等級引継ぎについて詳しくご説明していくことにしましょう。

 

引き継ぎぐ「等級」ってなに?

 

 

自動車保険の保険料は補償範囲や車種、利用者年齢など契約内容によって支払額に差が出てくると思われている人も多いかと思いますが、実は保険料の算出に一番大きく影響してくるのは等級です。

 

しかし、この等級についてよく理解している人は少ないのではないでしょうか。

 

保険契約に詳しい人ならば知っているでしょうが、初めて保険に加入する若年層の方であれば知ってなくても当然です。

 

そこで等級引継についてご説明する前に、まずはこの等級について理解してもらうことにしましょう。


等級は1から20の段階に分けられており、各等級にそれぞれ割増・割引率が設定されています。

 

この割引率については保険会社によって若干の差はありますが、どことも下記の表のように高い等級であるほど大きい割引率が設定されています。

等級

割増・割引率

等級

割増・割引率

1

52%割増

11

40%割引

2

28%割増

12

44%割引

3

10%割増

13

47%割引

4

1%割引

14

50%割引

5

10%割引

15

52%割引

6

17%割引

16

55%割引

7

23%割引

17

57%割引

8

28%割引

18

59%割引

9

33%割引

19

61%割引

10

37%割引

20

63%割引

 

つまり、同じ保険内容で契約したとしても適用される等級の大小によって保険料に差が出てくるというわけなのです。

 

よって、できるだけ保険料を抑えたいとお考えならば、できるだけ高い等級を利用する方法を模索するのが一番の得策となってきます。

 

通常、初めて自動車保険に加入する場合には6等級が適用されます。

 

そして加入から1年を通して保険の利用がなければ翌年から1等級アップし、逆に利用した場合は事故の内容によって1等級または3等級ダウンします。

 

ですから最初から高い等級を利用することは不可能で、無事故で保険の利用せず年数を経過していくしか等級をアップすることはできないというわけです。

 

保険会社も慈善事業を行っているわけではありません。

 

事故をよく起こして何度も保険を利用する方の保険料は高く設定し、そうでない方の保険料は安く設定しているのです。

 

要は等級とは安全運転を心がけた事故発生率が低い良質なドライバーであるかどうかの目安でもあり、良質なドライバーであればあるほど等級がアップして高い割引率という恩恵が受けられるわけなのです。

親族からの等級引継ぎを詳しく知ろう!

 

等級引継ぎとは?

 

以上のように等級について知れば最初から高い等級での保険契約なんて無理であることは簡単に理解してもらえるかと思います。

 

ですが端から諦めることはないのです。

 

通常では低い等級で契約しなければならい自動車保険にも驚くような裏ワザがあります。

 

それが等級引継ぎです。


先ほどご説明したとおり、長年無事故を続けて保険利用をしなかった場合、等級は確実にアップしていきます。

 

中には頻繁に事故を起こして等級が低くなっている方もいるようですが、一般的には保険加入年数が多ければ多いほど等級は高いと考えられます。

 

ですから保険加入年数が長い親御さんがいる場合、その等級は高いと考えられるでしょう。

 

また祖父母の場合には更に高い等級が期待できます。

 

というのも高齢な場合、運転回数も少なく自動車を所有しているという理由だけで保険継続していることも多いので等級は最高クラスの20等級となっていることも少なくないのです。

 

そこで利用してもらいたいのが等級引継ぎです。

 

近年は保険料の安い通販型のダイレクト保険が登場したことによって、保険会社を変更する方が多くなりましたが、その際、保険会社が変わったとしても等級は変更前のものがそのまま引き継がれることとなります。

 

これを等級引継ぎといいます。

 

しかも、この等級引継ぎは保険会社変更時の保険会社間のみならず、個人間でも引き継ぐことができるのです。

 

ですから通常ならば6等級から始めなければならない保険加入でも、等級引継ぎを行うことで高い等級が適用され、割安な保険料で保険加入することが可能となってくるというわけです。

しかし、等級引継ぎは無条件で利用できるわけではありません。

 

等級引継ぎを利用するには決められた条件をクリアしていなければならないのです。

 

ですから、等級引継ぎを確実にするには個人間での等級引継ぎは無条件で利用できるというわけではなく、利用するには決められた条件を確実にクリアしなければならないということをチャンと理解しておかなければならないのです。

等級引継ぎを利用するには?

 

等級引継ぎをするには下記の3条件のどれかをクリアする必要があります。

 

  • 契約者の配偶者であること(内縁関係も含む)
  •  

  • 契約者の同居親族であること
  •  

  • 配偶者の同居親族であること

 

つまり、等級引継ぎは誰からでもできるわけではなく、親族限定とされているとのです。

 

そしてここで忘れてはならないのが「同居していること」というもうひとつの条件です。

 

いくら親族であっても同居していなければ等級引継ぎを行うことは不可能というわけですね。

 

引継ぎ可能 引継ぎ不可能
同居しているお子さん 別居しているお子さん
同居している配偶者 別居している配偶者
同居している親戚 別居している親族

 

そして、等級引継ぎの利用時に一番よくあるミスがこの同居の有無です。

 

大学入学時や就職時にそのお祝いにお子さんに自動車をプレゼントして親御さんの等級引継ぎを行うつもりでいたところ、保険契約時にはお子さんが他の地に転居してしまって等級引継ぎができなかったといったケースは少なくないのです。

 

特に就職時には勤務先への新住所の届出は必須となります。

 

ですから、お子さんはまだ一緒に住んでいるのに役所へ転居届を先にすまさなければならなかったというケースは無きにしも非ずなのです。

 

せっかく等級引継ぎを行うつもりでいたのに、これでは全てが台無しですよね。

 

保険契約が完了していれば、その後の同居の有無を問われることはありませんが、完了までは同居していることが必要不可欠な絶対条件となってきます。

 

あとで悔しい思いをしないためにも、等級引継ぎを利用する際にはこの点はくれぐれも注意するようにしましょう。

引き継がせた契約者の保険はどうなるの?

 

家族間で等級引継ぎを行う場合、等級を引き継ぎした前契約者の保険はどうなるのでしょう?

 

もちろん、その名のごとく等級を引き継がせてしまったわけですから、その後も自動車を運転するのならば引き継ぎした側は新しく自動車保険に加入する必要があります。

 

そこで問題となってくるのがその際の等級です。

 

都合よく考えるのならば引き継いだのと同じ等級が利用可能だと思いたいところですが、そう都合よくいかないのが実情です。

 

等級を引き継がせたあと、新しく保険加入する場合には残念ですが以前の等級が適用されることはありません。

 

また一からやり直しとなってしまいます。

 

ですから6等級での保険加入となるわけです。

 

しかし、引き継ぎした前契約者が年長者である場合、若年層が初めて保険契約をするよりも確実にいい条件が適用されるのが一般的です。

 

若年層の保険契約の場合、6等級の17%割引からスタートする上、年齢が若いために年齢補償も全年齢補償や21歳以上補償などが適用されることとなります。

 

ですから、どうしても保険料は割高とならざるを得ないのが通常です。

 

しかし、親族でも長年運転している親御さんならば年齢補償も高くなる上、ゴールド免許割引などの特約を利用することもでき、引き継ぐ等級が11等級以上ならば親御さんが新しく加入する保険契約は7等級からスタートすることもできなど、若年層のお子さんが新しく保険加入するよりも確実に安い保険料の支払いですむことになります。

 

それでは、お子さんに等級引継ぎを行い、新しく保険加入した際の保険料を見てみることにしましょう。

 

新規加入する際の最適条件を親御さんとお子さんそれぞれに設定し、両者の保険料を試算すると、

 

保険内容 親御さん お子さん
年齢 57歳 21歳
等級 7等級 6等級
年間走行距離 3000km 無制限
免許の種類 ゴールド ブルー
運転者限定 配偶者限定 本人限定
運転者の年齢限定 30歳以上 21歳以上
対人賠償 無制限 無制限
対物賠償 無制限 無制限

 

車両保険

あり あり
年間保険料 67,400円 201,600円

 

という結果となります。

 

年間保険料の差額が驚きの134,200円にものぼるのですから、若年層のお子さんは新しく保険加入するよりも確実に安い保険料の支払いですむのは一目瞭然ですね。

 

また、以前の保険料と比較してみると、

 

保険内容 20等級の場合 7等級の場合
年齢 57歳 57歳
年間走行距離 3000km 3000km
免許の種類 ゴールド ゴールド
運転者限定 配偶者限定 配偶者限定
運転者の年齢限定 30歳以上 30歳以上
対人賠償 無制限 無制限
対物賠償 無制限 無制限
車両保険 あり あり
年間保険料 37,000円 67,400円

 

 

結果は倍近くの保険料とはなりますが、お子さんに等級引継ぎをした際の減額幅を考慮すれば生み出すメリットは実に高いと言えるでしょう。

メリット・デメリットについて考えよう!

 

 

等級引継ぎを利用する際によく考えなければならないのがそのメリットとデメリットです。

 

親御さんがお子さんに等級引継ぎを行えば、下記の表のようにお子さんは確実に大幅な保険料減額というメリットを受けることができます。

保険内容 引継ぎあり 引継ぎなし
年齢 21歳 21歳
等級 20等級 6等級
年間走行距離 無制限 無制限
免許の種類 ブルー ブルー
運転者限定 本人限定 本人限定
運転者の年齢限定 21歳以上 21歳以上
対人賠償 無制限 無制限
対物賠償 無制限 無制限
車両保険 あり あり
年間保険料 99,300円 201,600円

 

しかし、お子さんが受けるメリットに対して、親御さんが新しく契約する保険料は倍近くとなってしまうのですから親御さんにメリットはなく、デメリットのみが発生することとなります。

 

中には等級を引き継ぎしてくれる相手が自動車を廃車にして乗らないので新しい保険契約は必要ないというケースもあるでしょう。

 

これならばデメリットは発生せず、確実にメリットのみを生み出すこととなります。

 

ですからこのケースではデメリットを考えることなく、安心して東急引継ぎを利用することが可能です。

 

しかし、そうでない場合には引継ぎする側とされる側の双方にメリット・デメリットが発生してくるのですから、それがどれくいものなのかをシッカリと把握しておかなければなりません。

 

それでは、親御さんとお子さんの間で等級引継ぎが行われた場合と、そうでない場合を比較していくことにしましょう。

 

等級引継ぎなしでお子さんが保険加入した場合の保険料は、

保険内容 親御さん お子さん
年齢 57歳 21歳
等級 20等級 6等級
年間走行距離 3000km 無制限
免許の種類 ゴールド ブルー
運転者限定 配偶者限定 本人限定
運転者の年齢限定 30歳以上 21歳以上
対人賠償 無制限 無制限
対物賠償 無制限 無制限
車両保険 あり あり
年間保険料 37,000円 201,600円

 

となり、両者の保険料総額は238,600円となります。

 

これに対して等級引継ぎを行い、親御さんが新しく保険加入した場合の保険料は、

保険内容 親御さん お子さん
年齢 57歳 21歳
等級 7等級 20等級
年間走行距離 3000km 無制限
免許の種類 ゴールド ブルー
運転者限定 配偶者限定 本人限定
運転者の年齢限定 30歳以上 21歳以上
対人賠償 無制限 無制限
対物賠償 無制限 無制限
車両保険 あり あり
年間保険料 67,400円 99,300円

 

となり、両者の保険料総額は166,700円となり、額面上では大きなメリットを生んでいるかのように見えます。

 

もちろん親御さんとお子さんの保険料の支出を一家の支出として捉えるのであれば、年間71,900円の減額は大きなメリットであると考えられます。

 

しかし、そうでないのであればお子さんが一方的なメリットを受けるだけで、親御さんにはデメリットとしかならないのです。

 

ここで考えて欲しいのが引き継ぐ相手は何も親御さんに限った話ではないということです。

 

等級引継ぎは同居している親族であれば引き継ぐことが可能です。

 

ですから親族間で等級引継ぎを行い新しく保険契約をする必要が出てくるケースでは、のちのち問題とならないよう等級引継ぎ後のメリット・デメリットを両者でよく把握しておく必要があるのです。

まとめ

 

以上のように等級引継ぎは引き継ぐ等級が高ければ高いほど割引率が大きくなる確実性の高い保険料の減額方法です。

 

ですから、若年層の方が保険加入する際にはできれば利用してもらいたい裏ワザといえるでしょう。

 

しかし、今回ご説明させていただいたように利用するには必要条件を確実にクリアすることが前提となるだけでなく、東急引き継ぎを行う双方がチャンとそのメリット・デメリットを理解しておかなければなりません。

 

この点にだけは注意して、確実にメリットを生み出す等級引継ぎを行うようにしてくださいね。

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