

自動車保険、「ソニー損保」と「チューリッヒ」で迷っているんだけど、どっちを選んだらいいんだろう?
今や自動車保険と言ったら、保険料が安く抑えられるダイレクト型の保険会社を選ぶ人が多くなりました。特に「チューリッヒ」は日本でも30年の歴史を持つ自動車保険です。そこで国内大手である「ソニー損保」と「チューリッヒ」の自動車保険について比較してみました。
まえがき(初めにこれを読んでください。)
このページで各社を比較し評価を下していますが、もちろんライバル会社のサービスを研究した結果のサービス内容になっています。優劣と付けてはいますが、大きな不都合があるとは思いません。もし、重大案件として気になるポイントがある場合は、重点的にお伝えしたいと思います。
ソニー損保 vs チューリッヒ どっちが保険料の満足度が高い?
保険料満足度、ズバリどちらが高いの?
「チューリッヒ」は総合2位、「ソニー損保」は4位でした。結果から言うと「チューリッヒ」優勢です。しかし、その差を見ると僅差であるため、どちらを選んでも満足できるはずですよ。

まず、ユーザーが最も気になる『保険料満足度』について「ソニー損保」と「チューリッヒ」を比較しました。
保険料は個々のユーザーや契約車両によって異なるため、アンケート結果からユーザーの「満足度」をチェックしています。
※データは公平に比較するため、評価根拠として「ソニー損保」「チューリッヒ」「オリコン2025/価格コム2025/独自アンケート(ランサーズ)」を参考にしております。
| ソニー損保 | 74.21ポイント ランキング 第4位 |
| チューリッヒ | 74.70ポイント ランキング 第2位 |
オリコンの集計データの保険料満足度を参考にすると「チューリッヒ」が総合2位、「ソニー損保」が4位でした。そのため軍配を上げるとしたら「チューリッヒ」ということになります。
ただし点数を見るとかなり拮抗しており、1位から6位まではすべて74点台なので、両社ともトップレベルの「保険料満足度」を獲得しているといえそうですね。
私の印象としては、保険料で選ぶならzurich安心を買うのならソニー損保と言う感じです。
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車種や等級といった契約車の条件によりますが、チューリッヒの方が若干安い傾向があります。もちろん条件によって逆転することも有るため、両社で見積もりを取るのが確実です。
※自動車保険を選ぶときは、他社と見比べると分かりやすいです。こういった一括見積もりサービスを使って、実際の保険料を比較してみましょう。
ソニー損保 vs チューリッヒ ロードサービスの充実度を比較
ロードサービスの内容って保険会社によって違うの?
大きな違いはないけど、レッカー時の上限距離や無料作業時間と言った細かな条件が異なる場合が多いね!
次はソニー損保とチューリッヒで「ロードサービス」は、どちらが充実しているか細かく比較しました。
緊急トラブル対応の比較
- 無料レッカー
- キーとじ込み
- ガス欠の際のガソリン補充
- オイル漏れ、冷却水など
- パンクの際のスペアタイヤ交換
- 脱輪など車のトラブル
- 宿泊サービス
- 帰宅費用サポート
- ピックアップサポート
- レンタカーサポート
- ペット費用サポート
※情報元:ソニー損保自動車保険 チューリッヒの自動車保険
【無料レッカー距離と詳細】
| ソニー損保 | 指定工場までは無制限、ユーザーの指定した修理工場までは150㎞まで。 契約期間中の回数制限もなし。 |
| チューリッヒ | 指定工場までは無制限、ユーザーの指定した修理工場までは100㎞まで。 回数については要確認。 |
キーとじ込み
| ソニー損保 | イモビライザーなどセキュリティ装置がない一般的なカギの開錠に限定 |
| チューリッヒ | キーの開錠、キーを紛失時もとじ込み時も対応、現場でキー作成可能な場合はそちらも無料対応。ただし上記対応が難しい場合はレッカー対応 |
ガス欠の際のガソリン補充
| ソニー損保 | 契約期間中1回限定、初年度はガソリン代は有料2年目更新以後はガソリン10Lまで無料に。電気自動車の「電欠」は最寄りの充電場所への搬送のみ ※こちらも期間中1回限定 |
| チューリッヒ | 契約期間中1回に限りガス欠時ガソリン代10L無料で補充対応 |
オイル漏れ、冷却水など
| ソニー損保 | 対応の種類を準備できる場合に限り点検や補充を行う、冷却水も汎用のもので対応可能なら補充(オイルや冷却水の代金は実費) |
| チューリッヒ | エンジンオイルや冷却水の補充、それらにかかるオイルや冷却水の代金も無料対応 |
パンクの際のスペアタイヤ交換
| ソニー損保 | スペアタイヤ交換のみ対応、スタッドレスなどへの交換は不可、スペアがない場合はレッカー対応。 |
| チューリッヒ | スペアタイヤを装備している場合に限りタイヤ交換無料(スタッドレスなどへの交換は不可) |
脱輪など車のトラブル
| ソニー損保 | 主な保管場所は対象外、2輪脱輪の場合は2回目から有料。 ぬかるみなどのスタックの場合、自走可能な場所までのレスキュー。 雪のスタックの場合、雪道仕様(スタッドレス、チェーン装着)で除雪など努力してムリだった場合のみ(自宅車庫は不可)。 |
| チューリッヒ | 落輪した本数にかかわらず対応、料金も無料。 ただしクレーンでの引き上げとなった場合はクレーンにかかる費用は有料。 |
宿泊サービス
| ソニー損保 | ユーザー自身で手配、後日領収書を提出するなどして清算 ※ビジネスホテルランクの料金を一泊分カバー、センターに金額を相談しながら手配する、ただし飲食代などは除外 ※同乗していた人の宿泊費もカバーできる |
| チューリッヒ | トラブルで帰宅が困難になった場合、搭乗者全員を対象にビジネスホテルクラス宿泊費用を1泊分金額無制限でサポート。自宅から宿泊施設までの距離に規定や制限はなし(ただしレッカーサービス利用時に限る) |
帰宅費用サポート
| ソニー損保 | ユーザーが手配し、立替え後日清算、レンタカーの場合は24時間を限度。 最も合理的な交通手段での交通費をカバーするものとする |
| チューリッヒ | トラブルで帰宅困難な場合の交通費をバスや電車など合理的な手段にて、搭乗者全員を対象に金額無制限でカバー。自宅からの距離に規定や制限はなし(ただしレッカーサービス利用時に限る) |
ピックアップサポート
| ソニー損保 | 対応なし |
| チューリッヒ | 修理後自宅まで車を搬送する「ピックアップサポート」があり距離や金額は無制限で対応 |
レンタカーサポート
| ソニー損保 | 事故時レンタカー特約のがあるが、事故の際で特約を付けている場合のみのもの |
| チューリッヒ | 事故や故障によって臨時で代車が必要なとき、契約車両と同等クラスのレンタカーを24時間借りられ、その費用をカバーできる |
ペット費用サポート
| ソニー損保 | ペットホテル料金、交通費等を1万円を上限に支払い、ユーザーがいったん立て替え後日清算。同乗してなかった場合でもシッター代、ペットホテル代が延長になってしまった分を10000円を上限にカバー。 |
| チューリッヒ | 事故やトラブルでのペットの1泊分の宿泊費、また自宅までの交通費をカバー。同乗してなかった場合でもシッター代、ペットホテル代が延長になってしまった分を10000円を上限にカバー(レッカーサービス利用時に限る)。 |
●判定はチューリッヒ!
ロードサービスを比較した結果「チューリッヒ」の方が充実している感じがしました。とはいえ、どちらの保険会社も基本を押さえているので困ることはないでしょう。レッカーの上限距離に違いがありますが、遠方でトラブルに遭った際は、距離無制限である「指定工場」に運んでもらえば良いでしょう。
どちらの会社も、脱輪時の対応や修理完了後の搬送費用もカバーできるピックアップサポート、オイル補充も無料で対応してくれるので他社と比べて手厚い内容です。
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両社ともレッカーや鍵開け、ガス補充といった基本サービスは同じです。しかし、無料レッカーの距離や対応条件で差があります。ソニー損保は修理工場まで150 kmまでカバーするのに対してチューリッヒは100kmまでです。指定工場までなら無制限になりますが、この点をどうとらえるか大きいでしょう。
ソニー損保 vs チューリッヒの事故対応を比べました
やっぱり気になるのは事故対応!
事故に遭った時こそ安心できる味方が欲しいよね。
自社公式サイトで事故対応満足度が高いと謳っている「ソニー損保」と「チューリッヒ」。この2つを比較した場合、どちらの方が事故対応満足度が高いのか比べてみましょう。
ここでは公平に比較するために、2025年のオリコンのデータを見てみましょう。
| ソニー損保 | 76.50点 ランキング 第2位 |
| チューリッヒ | 76.19点 ランキング 第4位 |
●判定はソニー損保!
「ソニー損保」の方が、事故対応満足度が高いと出ました。
ポイントは「セコム事故現場かけつけサービス」です。ソニー損保は提携している対応業者として、全国展開しているセコムが現場に駆けつけてくれます。気が動転していたり病院に運ばれてしまった場合に、対応規則が統一されているセコムの存在は大きいでしょう。
また、事故後の解決に向けた対応としては、どこそこの会社が酷いといった噂をsnsでよく目にします。これは会社よりも担当者の対応問題でもあります。対策として事故対応は、弁護士に一任するのが最善なので「弁護士特約」に加入することを強くおすすめします。
事故を起こすと誰でも気が動転するもの。弁護士特約とともに、ドライブレコーダーの導入もしておきたいですね!
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ソニー損保はコールセンターの対応に専任担当の方式を取り入れています。専属で対応してくれることによって高い評価を得ています。もちろんチューリッヒの対応に不満を持っているのではありません。が、口コミから不満の声が上がる箇所だからこそ、強化しているんですね。
ソニー損保 vs チューリッヒ 特約、オプションを比較
保険会社によって「特約」や「オプション」って違うのかな?
特約やその他サービスこそ自動車保険の特徴が出るんだよね。早速両者を比較していこう!
次は「ソニー損保」と「チューリッヒ」の自動車保険の『特約・オプション』を詳しく見ていきましょう。
自動車保険は『基本補償』になると各社横並びの内容ですが、各社が設定している『特約・オプション』については、それぞれ個性的なサービスがあります。各社の特約を把握することで、自分に都合の良い保険を選べます。
まずは、各社共通の補償内容が下記です。
- 無保険車障害特約
- 弁護士費用特約
- ファミリーバイク特約
- 全損時諸費用特約
- 車内(車外)身の回り品特約
- 個人賠償責任特約
次に両社独自に用意している特約が以下です。
| ソニー損保の特約 | |
|---|---|
| おりても特約 | 「車で出かけた先」でのトラブルに対し、ケガをしたり携行品を破損した場合カバーできる特約 |
| 事故時レンタカー費用特約 | 車両保険をつけていて事故で修理中にレンタカーを借りる場合の費用をサポートする特約 |
| チューリッヒの特約 | |
|---|---|
| 代車提供特約 | 車両保険が支払われる場合に修理の間、1500㏄~軽自動車クラスの代車を手配、提供する特約 |
| 車両事故免責金額ゼロ特約 | 等級が7以上で車両保険が支払われる事故の初回に限り、免責金額をなしにする特約 |
| 地震・噴火・津波による車両全損時一時金支払特約 | 地震や噴火それらにともなう津波で契約車両が全損となったとき、50万円を支払う特約 |
| 日常生活家族傷害補償特約 | 車に乗っていないときのケガを補償する特約。国内だけでなく海外も含む普段の生活のなかでのケガを補償。 本人のみ、夫婦のみ、家族全員を補償する3つのタイプから選べる |
| ファミリーケア特別見舞金特約 | 搭乗者傷害保険で死亡保険金、後遺障害1~3等級までの後遺障害保険金が支払われるとき、その被保険者1名につき100万円を支払うもの |
| 地震・噴火・津波による被保険者死亡一時金支払特約 | 地震・噴火・津波によって傷害を負いその日を含めて180日以内に死亡した場合に、被保険者1名につき300万円をそのかたの法定相続人に支払う特約 |
●判定はチューリッヒ!
両社とも独自の特約がありますが、数の多さと独自性という意味では「チューリッヒ」が際立っていますね。
今回気が付いた点として、とても大事な「個人賠償特約」の補償金額です。個人賠償特約はどちらも特約として付けられますが、ソニー損保の金額は「3億円まで」、チューリッヒは「1億円、5,000万円、3,000万円から選択」できます。
補償金額が大きいと安心できますが、保険料に影響するので細かく設定できるというのも評価ポイントです。
ユーザーの状況によってどちらがよいか異なるので、必要性が高いものを優先しつつ検討するとよいでしょう。
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ソニー損保 vs チューリッヒ 割引の比較
割引は多い方がうれしいよね!
保険会社によって割引の条件も違うので比べてみましょう。
先ほど保険料の満足度をチェックしました。
保険料を決定する重要なファクターが「割引」です。ここでは「ソニー損保」と「チューリッヒ」それぞれが設定している「割引」を比較します。
| 【両社の割引】 | ソニー損保 | チューリッヒ |
|---|---|---|
| インターネット割引 | 新規契約:15,000円 | 新規 3万円までは3,000円引 45,000円までは5,000円引 45,000円~は10,000円引 |
| 継続更新:2,000円 | 継続 3万円までは2,000円引 ~45,000円:4,000円引 45,000円~:5,000円引 ※2回目以降は一律1500円 | |
| 新車割引 | 5%引き | 対人・対物賠償保険、搭乗者傷害保険、人身傷害保険を割引(率などは要確認) |
| エコカー割引 | 設定なし | 規定の低公害車の場合保険料を割引(率などは要確認) |
| 公害車の場合保険料を割引(率などは要確認) | 設定なし | 規定の低公害車の場合保険料を割引(率などは要確認) |
| 運転者限定割引 | 限定範囲により1~7%引き | 割引率不記載、ただし設定はあり |
| ゴールド免許割引 | 10%引き | 割引率不記載、ただし設定あり |
| 継続割引 | 1~2%引き | 設定なし |
| 証券不発行割引 | 500円 | 500円 |
| 電気自動車割引 | 1,000円 | ※エコカー割引に準ずる |
| マイページ新規申込割引 | 1,000円 | 記載なし |
| 継続時複数契約割引 | 1,000円 | 記載なし |
| くりこし割引 | 走らなかった分を翌年繰越し | 記載なし |
| 早期契約割引 | 設定なし | 保険開始日の45日前までに契約した場合500円割引 |
| 紹介割引 | 設定なし | 自動車保険、バイク保険、傷害保険の契約者から紹介の場合お米券1500円分プレゼント |
●判定はソニー損保
割引については、同様の名称の割引もあり、エコカー割の電気自動車のみ対象といった条件の場合もあります。
一番のポイントは、インターネット割引の金額です!
ソニー損保の15,000円割引のインパクトはデカく割安感を感じます。
注意したいところは、新規と継続2回目以降は「ソニー損保」の方が有利だけど、数年単位で見るとどちらが有利なのか変わってくるかもしれません。
両社独自の割引がいくつも設定されていてユーザーの条件によっても変わります。実際の見積もり結果の金額を比べて見てみないと、どちらの方が安くなるかわからないですね。
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両社とも同じ割引を適用できますが、見積もりを比較するとソニー損保の方が安くなるケースが多いです。コレは、新規顧客を取り入れる戦略をとっているからです。まずは使ってもらうためにインターネット割引の金額が大きくしているんですね。
良くある質問
保険初心者には、シンプルな内容の方が失敗が少ないです。ソニー損保は案内がシンプルで初心者にも迷わないかと思います。もちろん保険内容を自分で選べるという方なら、チューリッヒを選んでも問題ありません。
ソニー損保 vs チューリッヒ 総括!
ダイレクト型自動車保険の中でも人気である「ソニー損保」と「チューリッヒ」。今回は両社を、さまざまなポイントから比較しましたね。
とはいえ、最終的にどちらを選んだらいいのか知りたい!
何を優先するかによりますね!保険料を安く上げたいのか、事故対応やロードサービスといった安心を取るのか。人気ランキングを見ても両社ともトップクラスですからね!
| 3ポイント! | 3ポイント! |
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さまざまな角度から「ソニー損保」と「チューリッヒ」の自動車保険を比較しました。どちらも甲乙つけがたい印象なので、あなたが重視するポイントを明確にすることで答えが出るはずです。
私の場合、「ソニー損保」の新規インターネット割引が魅力的なので、まずはソニー損保を選びたいと思います。しかし翌年の更新割の金額が少ないので2年目はまた考えなおしたところ。
1年契約してみた後、契約更新時に再度チューリッヒと比較してみます。保険会社によって補償や特約、ロードサービスの内容は異なるので、しっかりと確認してから自動車保険を選ぶようにしましょう。
※契約前に一括見積もりから【ソニー損保】と【チューリッヒ】の保険料の相見積もりを取ってから決めると良いですよ。

※こちらからソニー損保とチューリッヒを含めた見積もり金額を比較できます。
※本記事では、「SBI損保」や「チューリッヒ」を含む保険会社のランキングもあわせてご紹介しています。











