子供運転特約を利用しよう!
その場合年齢条件をお子さんの年齢まで下げるとビックリするほど保険料が上がります。
そんな時に活用したい特約が「子供運転特約」であり、15,000円前後の上昇はあるものの、年齢条件の変更をするよりも、ずっと安く子供さんを補償適用内に収めることができます。
子供特約とは?
子供特約とは、現在契約している自動車保険の年齢条件と運転者限定を変更することなく、同居しているお子さんを補償の範囲に加える事ができる特約です。
つまり、この特約はお子さんが新規保険加入するケースではなく、親御さんの自動車を運転するようになった際にメリットを生み出します。同居している10代のお子さんが運転免許を取得して、親御さんの自動車を運転になったとしましょう。
親御さんの契約条件が、
- 年齢条件 30歳以上
- 運転者限定 本人
であった場合、お子さんが運転して事故にあったとしても何の補償も受けられません。
ですから、補償を受けるためは、
- 年齢条件 30歳以上→無制限
- 運転者限定 本人→家族
に変更する必要がでてきます。
こうなると、せっかく安かった保険料も高額になるというデメリットが生まれるのです。
年齢条件 | 30歳以上 | 無制限(20歳以下) |
---|---|---|
等級 | 20等級 | 20等級 |
運転者限定 | 本人限定 | 本人限定 |
年間走行距離 | 無制限 | 無制限 |
免許の種類 | ゴールド | ゴールド |
対人賠償 | 無制限 | 無制限 |
対物賠償 | 無制限 | 無制限 |
年間保険料 | 55,000円 | 201,800円 |
しかし、子供特約ならば年齢条件と運転者限定を変更する必要がないので、保険料の増額を抑えることができるのです。
子供特約は、子供追加特約や子供運転者年齢限定特約、子供年齢限定特約など保険会社によって商品名は違っており、お子さんの年齢によって保険料は違ってきますが、保険料を大幅に高額にしてしまう年齢条件を無制限にするよりも確実に保険料は安くなります。
30歳以上の年齢条件に子供特約をつければ、年齢制限を無制限にするよりも保険料は2~3万円程は安くなるでしょう。
子供特約を付けるには
子供特約を付けるには現状の保険契約が下記条件を満たしている場合のみです。
●子供特約適用条件
- ノンフリート契約
- 記入被保険者が個人
- 記入被保険者の同居の子
- 契約対象車両の所有がお子さんの所有でない
- 契約対象車両が自家用8種類
- 契約に年齢条件が付けられている
基本原則となってくるのは、「同居しているお子さん」という条件ですが、特に注意しなければならないのが、
運転者限定
対象車両が記入被保険者の所有
の2点です。
現在、運転者限定を本人限定や配偶者限定にしている場合は、家族限定に変更する必要があります。
また、車両の所有者は記入被保険者である親御さんでなければなりません。
中は、お子さんが免許を取ったのを契機にお子さんに自動車を購入し、その車両に保険契約を移して子供特約をつけようとする方もいます。
しかし、その車両の所有者が親御さんでなく、お子さんであった場合には子供特約を付けることはできません。
子供特約は極力保険料を上げることなく、最大の補償を受けることのできるメリットの高い特約です。
しかし、利用するにあたっては条件が設けられていますので、今回説明した内容をくれぐれもよく理解しておいてくださいね。
まとめ
利用条件を満たしていればお得でメリットが高いでしょう。
年齢条件の設定はちゃんとしていますか?
殆どの自動車保険会社は年齢条件が35歳以上又は30歳以上という括りで、40代の人の保険を設定しています。
中には「おとなの自動車保険」のように40代に特化した保険会社も有ります。
家族間で車を共有する場合
でもね、40代にもなると子供が免許を取得する年齢にもなってくるわけですよ。
45歳にでもなれば、25歳の時に産んだ息子ももう20歳です。
そうなると家族で車を共同で使用したり、免許取りたての娘もマイカーを持ったりもします。そう言った家族構成を考慮した保険選びが必要になってくるのです。
40歳の方の年齢条件による各社保険料の差
また、キャリアによってどれ位の差があるのか確認してみましょう。
あなたの年齢・41歳 | 年齢制限・等級 | 年間保険料 | 車両保険なし |
---|---|---|---|
おと○の自動車保険 | 35歳以上・20等級 | 43,850円 | 35,330円 |
E○損保 | 30歳以上・20等級 | 46,450円 | 38,700円 |
それでも保険会社間の見積もり価格差が、7,890円も変わってきます。
この「おとなの自動車保険」30代ではE○損保よりも高かったのですが、40代になると保険料が逆転していますね。
しかし、ココが保険の難しい所。
その人の等級・事故歴・年齢・車種・地域によって保険料が変わってきてしまします。
ですので、最終的に決める前に複数社の保険を比較する必要が有りますね。