使用目的「通勤・通学」「レジャー」「業務使用」
この「使用目的」を何に設定したかによっても、保険料は左右されます。
これは車の使い方によっても、事故に遭うリスクが違ってくるから、ということです。
ここでは3種類ある「自動車保険の使用目的」について、掘り下げてみました。
各条件への振り分けの種類と基準
自動車保険の使用目的は「通勤・通学」「レジャー」「業務使用」の3つに分かれています。
ここではこの振り分け基準について、あらためて確認してみましょう。
「通勤・通学」の条件
とはいえ、仕事の内容によっては、通勤で使うのが週に3日だけ、というような変則的な場合も考えられますし、学生さんの場合、3回生、4回生となっていたら、そんな頻繁に学校に行かなくてよい場合もありますよね。
ですので、厳密な条件としては、ひと月の半分以上の日数、通勤や通学にその車を使う、という場合は、この「通勤・通学」に当てはまる、とされています。
基準:1か月のうち15日以上通勤・通学に使う場合
「日常・レジャー」の基準条件
普段自宅周辺へ出かける程度の使い方の場合はこれになりますね。
「業務使用」の基準条件
こんな人はここに当てはまる!
分類 | 被保険者の状況 |
---|---|
通勤・通学 |
2キロ先にある仕事先に月曜から金曜まで車で通っている |
週に4日1片道10キロのところにある学校に車で通う | |
日常・レジャー |
市内のスーパーに買い物、駅へ家族を毎日送迎する |
普段は電車通勤、週末だけ、仕事先に車に乗っていく | |
在宅勤務で仕事先に週3日だけ車で通っている | |
業務使用 |
車で毎日通勤し、そこから配送の仕事に車を使う |
車で仕事に出かけ、工事の仕事なのでで常に車移動 | |
車で出かけ、そのまま車に乗って営業まわりをする |
使用目的と異なる状態で事故に遭ったらどうなるの?
例えば契約時に「日常・レジャー」としていて、たまたま通勤途中に事故に遭ってしまったら、補償は受けられるのか…と心配になるかたもいるです。
でも「日常・レジャー」の条件は「仕事に通勤が月の半分以下である場合」が含まれています。
ですからこういったケースももちろん、きちんと補償は受けられます。
また保険料の算出は、使用目的とともに「走行距離」も設定していますよね。
通勤に使う人でも、家から3キロのところに毎日通勤するかたと、100キロ先に毎日通勤で往復する人とでは、事故に遭うリスクもずいぶん違います。
そういったこともきちんとカバーできるように、使用目的だけでなく、「走行距離」も細分化して設定するんですね。
ですので、このようなケースでも特に心配は必要ありません。
現実と異なった使用目的の指定は補償され無くなります!
契約する際に、使用目的を本来とは異なったものに設定するのはNG!です。
虚偽の告知をしていると、万が一の事故の際に、的確な補償を受けられなくなる可能性があります。
自身のカーライフと保険の使用目的がきちんとあっているか契約時だけでなく契約中も定期的に確認し、変更があった場合も速やかに内容変更をするようにしてください。
【まとめ】生活スタイルが変わったら変更届をしよう!
契約中に、仕事が変わるなどして、今まで使わなかったものが、通勤で車を月の半分以上使うようになったとか、逆に通勤に車を使わなくなった場合は保険料が安くなるため、速やかに使用目的を変更しましょう。
契約中の場合でも、保険会社に連絡するだけで、簡単に済みます。