バイク事故は一発致命傷!-ぼっちバイカーさんインタビュー
そもそもバイクは危険な乗り物!※言い切っちゃいます
だからこそバイク乗りの有名ブロガーさんに、交通事故の体験について聞いて見たかったのです!
そもそも「ぼっちバイカーさん」のプロフィールに…
KTM 250EXCに乗るファッションオフローダー。バイク中心に思った事を書いています。今年でバイクはおしまい。※引用
と書いてあるんですよね。
やっぱりバイクってリスクのある乗り物なんですかね?
インタビュー相手:【ぼっちバイカーさん】
【好きなジャンル】 オフロードバイク
【乗っているバイク】 KTM 250EXC
【家庭は?】 既婚&子供二人
運営サイト : ぼっちバイカーのブログ
夏休みに入ったし気分転換にプロフィールやアイコン画像を変えてみた!まるよさんの絵は本当しゅき! pic.twitter.com/lnFQKs6q5W
— ぼっちバイカー (@botti_bk) 2018年8月11日
アイコンが「イラストレータのまるよさん」のバージョンと「ヘルメット自画像」の2タイプありますが!
ぼっちバイカーさんです!
ファッションオフローダーといってますが、たぶんこの人ガチ勢です…。
体格も良いしオフ車に乗ることを許された人種ですね。
※オフ車は身長が高くなければ足が付かない…
ぼっちバイカーが語る!バイク保険のお話!
バイクと保険のこといろいろ聞かせてください。
人生で初めてバイク事故に遭ってわかったこと
攻めてなくても事故は起きる
僕は今でこそオフロードバイクに乗っていますが昔はオンロードバイク、特にネイキッドバイクが好きでした。基本的に一人でルートもお店も決めずに自由気ままにツーリングが僕のバイクとの付き合い方でした。
当時はKTM 200Dukeという外車のネイキッドバイクに乗っており、軽い自転車のような乗り味そしてまったりトコトコと走れることが好きでした。特段、峠を攻めたりもできないし自分のペースで気持ちよく走れば満足でした。
Duke with Devil’s eye
※事故現場克服記事 →https://www.botti-bk.com/entry/2016/04/21/231420
そしていつも通りルートは決めずに好きに走っていると初めて走る急な下り道に差し掛かりました。
タイト気味で先が見えないカーブのいわゆるブラインド・コーナーの連続。その流れで左ヘアピンカーブが現れ、普段通りに曲がろうとしたところ下りでスピードが予想以上に出てしまし結果センターライン辺りまで膨らんでしまいました。
「うわっ!」と思って目線を路面から上にあげるとコーナー先の対向車線からセンター気味で車が向かってくるのが見えました。・・・今でも鮮明に覚えています。ヌルッっと車が現れたように感じました。
当然避けきれず、対向車の右側面に体とバイクがヒット。僕はバランスを崩してバイクと一緒にずさーっと転びました。バイクに挟まれる形で倒れたのですがうまく力が入らず脱出できずにいると、そのうち相手の方が駆けつけてくださり二人でバイクを起こし、安全な場所までバイクを運んで頂きました。
ここで真っ先に思った事は「(嫁にばれないようになんとかしなきゃ!どうしよう!)」でしたね…
…今となってみれば事故が起きなかった自分に戻ろうと現実逃避していたのだと思います。「(早く終わらせて帰らないと夕食に間に合わない)」とかそんなことを考えていました。
事故直後の思考がパニックになるのすごくわかります…。
事故直後は難しい事は考えられない
「とりあえず保険会社に電話しよう」
自分がどのバイク保険会社に入っていたかすら覚えていなかったので記憶を頼りに有名な会社から順に電話し、2社目で契約している保険会社に当たりました。そこで何をすればいいのか教えてもらい、アドバイスに従って警察を呼んで救急車も手配。救急車到着まで30分もかかることに一瞬意識が遠くなりつつ、ひたすら待ち続けました。
何か嫌な予感…
相手から念書に一筆を強要された
幸いにも保険会社の方と電話した際に「相手から何か要求されても何もする必要はない。何かあれば保険会社を通してほしいと伝えればいい」と聞いていたので「保険会社の人に聞いてください」という回答を機械のようにひたすら返しました。(相手は「え?それじゃ困ります!」とか「とりあえずサインだけで細かい話はあとでいいんです!」とかかなりしつこかった)
任意保険にはお金以外にも「安心感と時間節約効果」があった
警察に電話してから数十分待ってようやく警察が来て状況説明。次に救急車が到着し「靴を脱がせます!」と救急隊の方が靴をハサミで切ると、2倍くらいの太さに膨らんだ足が。そしてかかとには「シフトペダルのパーツ」が刺さっていました…。それを抜くと赤い液体がだばーっと出たシーンは今でも鮮明に覚えています。そして救急車に乗せられ、峠で揺らされながら近くの病院まで搬送されたのでした。
病院では「入院なども必要になる可能性が高いので地元の病院で診てもらえ」ということになりレントゲンと診断結果のデータが入ったDVDを渡され病院を追い出されました。同じくらいのタイミングで警察の方が来て「タイヤ痕などから判断して今回の事故は僕が過失8割」とのことでした。
何より、「帰宅どうしよう…(高速使って3時間)」「バイクの搬送はどうしよう…」「病院のお金はどうすれば…」「事故相手とは今後何すればいいんだろう」等不安ばかりでしたね
事故についてはこんな感じです。
その後頑張って地元まで帰り、病院へ行って入院・退院、その後定期的に通院する事になりました。
で、ここでよかったのがすべて保険会社の担当者へ気軽に聞けるということ。
保険は人によって条件が異なるのでネットで調べても自分に該当するのかわからない事が担当者に聞けばネットで調べなくていいので楽ですし、安心できます。事故後はやることも多いし精神的にも安定しないことが多いので不安要素が減るのは本当に助かりました。
「相手に菓子折り持っていった方がいいのでしょうか?」と聞けば「こちらで既に対応済みですのでお客様は療養に専念してください」てな感じで「保険会社とのやり取り」だけで完結しますし、各申請書や書類もすべて用意してくれます。調べる手間も省けるので本当に楽でした。
なお今回の事故相手は僕の携帯番号を知っており(事故した時にお互い情報を交換した)、事故数か月後あたりから何度も電話がかかってきました。「おたくの保険会社からの支払いが少ないから残りを払え」「助手席に座っていた女性が事故以来トラウマで車に乗ってくれない」「腰が痛い」などなど。それら全てに「ご迷惑をおかけしてすみません。ですがお金などのお話は全て保険会社にお任せしていますのでそちらに確認してみてください」というテンプレワードで解決できたので本当によかったです。
こんな時は、自動車保険の弁護士費用特約があると助かりますよ。
事故を経験するとバイクの運転時に余裕が生まれる
ある種のビビリミッターというやつだと思いますが自分の限界を意識しながら「コーナー先から車が急にセンターライン割ってくるかも?」とちょっと被害妄想気味なほど疑って走るようになりました。あと事故は攻めていなくても起きるということが分かったのでプロテクターの意識も高まりましたね。
そして「事故が起きたらどうなるのか?」が想像できるので「よくわかんないけど事故怖い」という思考停止ではなく「事故ると家族や会社に○○くらい影響がでるからやだな」と具体的に悪いイメージが浮かぶ。これが余裕を持った運転につながるのだと感じました。
その結果、当時よりもたくさんバイクに乗っていますが無事故無違反でバイク遊びできています。
もう一つ書くと、オフロードバイクに乗ると公道で攻めたりする刺激の数倍はアドレナリンが出るので公道で無理しなくなった、ということもあるです。峠でスリルを楽しんでしまっている人は刺激的なオフロードバイク、お勧めです!
事故はほんの一瞬で防ぐのは難しいですからね…
事故を経験してわかったことまとめ
バイク事故はパターンによって多くの関係者を巻き込むので、それらの人々とやり取りや手続きが非常に多いです。お金の面は言わずもがな、それ以外にも「事故時にやることの把握」「沢山の手続き」「相手との交渉」そして何より「精神的な負担」があるのです。
なので「手続きや相手のことは任せつつ自分の治療に専念できる任意保険への加入は絶対にした方がいいぞ」のが陳腐で当たり前なのですが僕の結論です。
これが僕の保険に関するお話と事故を経験して感じた事でした。
任意保険に入るなら人身傷害保険をお勧めしたい
人身傷害保険とは?
「人身傷害保険」とはざっくりこんな感じ。
- オプションで加入する自身や搭乗者が怪我したときに使う保険
- 値段が高い
- どんな事故でも安心できる内容
デメリットは「オプション料金が高い」事だけ。メリットは色々あるのでちょっと詳しく紹介します。
(※僕は保険のプロではないのでここではざっくりとだけ説明します。詳しくは保険会社の方に聞いてみてください)
【メリット1】 もらえるお金の種類が多い
- 通院費(実際に通院して発生した治療費や入院費、薬代、手術費、交通費など)
- 傷害一時金(怪我の状況や入院日数が一定を超えるともらえる一時金。5万円10万円とか)
- 損失利益(入院や通院で会社を休んだ場合に本当はもらえるはずだった給与やボーナス分)
- 精神的損害(8400円/入院一日、4200円/通院一日)
- 介護料(後遺症が残った場合)
特に2-5は大きいです
よく「事故の後からむち打ちで定期的に病院に通っている」なんて話を聞きますがこれは病院に通うことで精神的損害の費用がもらえるということ。しかも会社を休むとその分の給与が保険会社から支払われます。
【メリット2】 過失割合関係なくお金がもらえるので安心
一般的に、事故で怪我をした場合は相手の保険で自分の治療をになります。
しかし停まっている車に突っ込んだり、センターラインを割って事故した場合などこちらが過失10割となり、治療費は一切もらえません。その点、人身傷害保険は過失割合関係なしでお金を受け取れるので安心です。
特に「バイク初心者」や「運転に自信のない人」は入ったほうがいいと思っています。
【メリット3】 保険を使っても等級に影響がない
意外と知られていないのですが人身傷害保険を使った場合、保険の等級は下がりません。僕はあまり気にしませんがフリート等級が気になる方には恩恵があります。
人身傷害保険に入ったほうがいい人
とはいえこの保険はお高いのでちょっと躊躇します。僕もそうでした。でも、
僕はバイクを買ったときに嫁から「一番いい保険に入る事」という約束があり、たまたま人身傷害保険に加入していましたが本当に加入してよかったと思ってるしマジでお勧めしたい。
これだけバイク保険を押してますが、保険会社からの回し者ではありませんからね!
ぼっちバイカーのバイク事故と保険体験談【まとめ】
●バイクの事故から経験できたこと
- 事故は何気ない日常で起きる(実体験)
- 事故後は自分が思う以上に頭が働かない
- 事故後の手続きは関係者も多くやることが沢山
- 任意保険は「時間やお金・事故の知識がない人こそ入ろう」
- 人身傷害保険は「自分が過失になりそうな人」程おすすめ
- どうしても峠を攻めてアドレナリンを感じちゃう人はオフロードバイクがオススメ!スピードでないし転んでも楽しい。公道スピードを出すのなんて馬鹿らしくなるほど刺激的!
■バイク情報
KTM 250EXC 2017年モデル
■今加入している保険
アクサダイレクト
・運転者年齢条件特約:30歳以上補償
・運転者限定特約:なし
・対人賠償保険:無制限
・対物賠償保険:無制限
・人身傷害補償特約:”あり(搭乗中のみ補償)3,000万円”
・搭乗者傷害保険 なし
・無保険車傷害保険:2億円
・車両保険の種類:なし
・弁護士費用等補償特約 あり
■保険料:53,090 円
バイク保険に興味が出たかたは、こちらも見てみてくださいね
→【バイク保険の選び方】任意保険の必要性≫こちら
で排気量ごとの保険の話など紹介しております。
【最後に】ぼっちバイカーさんの新メディア『バイクレ!!』を紹介
あ、バイク保険記事もそのうち書きたいので次はこちらに遊びに来てくださいw
面白いメディアになる予感がひしひしと伝わってきますね!